
『プルートで朝食を』(2005)
大学の先輩に誘われて観てきました。やっぱりニール・ジョーダンは巧いですね。悲惨な現実を背景にしたおとぎ話はお手のもの。前半あまりに無駄なくそつなく進むので気持ち良く眠りに落ちるところでしたが、ちょうど真ん中の爆破シーンで叩き起こされ、すぐあとの秀逸な妄想シーンで涙腺決壊。以降ずっと泣きっぱなし。ジョーダン作品の楽観的な終わり方って本当に好き。観るまで知らなかったんですけど、原作・共同脚本が『ブッチャー・ボーイ』(1997)のパトリック・マッケイブなんですね。どうりでファンタジーの質が一緒。
主演のキリアン・マーフィが常に蚊の鳴くような声で、そのトーンで芝居を貫く勇気も、それを貫かせた監督の演出も素晴らしかったです。脇を固める俳優陣もよかったし。殺人鬼役のブライアン・フェリー面白かったなぁ(笑)。
神父を演じたリーアム・ニーソンもよかったです。原作では酷薄なキャラクターだったのを映画版では暖かみのある人物に変えたそうですが、似合ってました。最初に意識したのは『ダークマン』(1990)で、その次にチェックしたのが、マイク・ホッジス監督の『死にゆく者への祈り』(1987)。当時はあんまり演技できない人なのかな、とも思ってましたが……(小学生の分際で)。
にしても、シネスイッチで映画観たのって何年ぶりだろうか。『お引越し』とか『クライング・ゲーム』とか『シューティング・フィッシュ』とか、よく観てた時期もあったけど。また来よう。
で、それから新宿に移動して『インサイド・マン』観ようと思ったら、お立見……仕方ないので先輩と呑んで帰ってきました。
製作/スティーヴン・ウーリー、アラン・モロニー、ニール・ジョーダン
監督/ニール・ジョーダン
脚本/ニール・ジョーダン、パトリック・マッケイブ
原作/パトリック・マッケイブ
撮影/デクラン・クイン
編集/トニー・ローソン
出演/キリアン・マーフィ、ルース・ネッガ、ローレンス・キンラン、リーアム・ニーソン、ギャヴィン・フライデー、スティーヴン・レイ、ブレンダン・グリーソン、イアン・ハート、ブライアン・フェリー

