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映画の感想文。

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『別冊映画秘宝 アニメ秘宝発進準備号 オールタイム・ベスト・アニメーション』発売!

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『別冊映画秘宝 アニメ秘宝発進準備号 オールタイム・ベスト・アニメーション』
洋泉社・刊
別冊映画秘宝編集部・編
定価:1400円+税

 久々の告知です。4月28日に『別冊映画秘宝 アニメ秘宝発進準備号 オールタイム・ベスト・アニメーション』というムックが発売になります。ポップなカバーイラストはうとまるさん。装丁・本文デザインは市川力夫さんです。タイトルどおり、メインとなるのは総勢50名の参加者によるベストテン・アンケート。『映画秘宝』本誌や別冊などに執筆していただいているライター陣や他業種のクリエイターの方々にご参加いただき、幅広くバラエティ豊かな回答を寄せていただいております。参加メンバーは、青井邦夫あさりよしとお池田憲章宇川直宏小野耕世金子修介小林勇貴高橋ヨシキ田亀源五郎滝本誠田口清隆辻本貴則内藤瑛亮西川伸司ふくやまけいこミルクマン斉藤ほか(以上、敬称略)、アニメーションに対して並ならぬ理解と興味をお持ちの皆様。普通のアニメ誌で同じ企画をやっても全然違うものになっただろうと断言できる作品ラインナップは壮観です。

 さらに特別枠として、アニメーション業界で活躍するクリエイターの方々にテーマ別でベスト作品を選んでいただきました。アニメ界のレジェンド・大塚康生さんが選ぶ「海外アニメ・ベスト5」、岡本英郎さんの「巨大ロボットアニメ10選」、角銅博之さんの選ぶ「怖いアニメ10選」をアンケート形式で掲載しているほか、5人の方々にインタビューしております。

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『さよならの朝に約束の花をかざろう』(C) PROJECT MAQUIA

 インタビュー1人目は『AKIRA』『人狼』『イノセンス』『おおかみこどもの雨と雪』など、クオリティ重視の劇場長編には欠かせない敏腕アニメーター、井上俊之さん。今回は400カット近くのレイアウトを担当されたという最新作『さよならの朝に約束の花をかざろう』の話題も絡めつつ、「アニメの演技の理想型」というテーマでお話をうかがっています。日本のアニメーターの技量についての厳しい分析に始まり、アニメーションが表現できること、井上さんが考える「アニメの演技の理想」を実現しえた作品などについて語り下ろした、全アニメ関係者必読のインタビューです!

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『THE REFLECTION ザ・リフレクション』(C)スタン・リー, 長濵博史/THE REFLECTION製作委員会

 2人目は『蟲師』『惡の華』『THE REFLECTION ザ・リフレクション』の長濵博史監督。アニメの魅力に目覚めるのが遅かったという長濵監督に、将来の道を決心させるほどショックを与えた『妖獣都市』、いつか真似してみたいという『MIDNIGHT EYE ゴクウ』、これ以上に美しいロボットのデザインはない!という『聖戦士ダンバイン』など、人生に影響を与えたアニメーションについて熱く語っていただきました。のちの長濵作品に意外なかたちで反映されていくエッセンスを見つける面白さもあります。

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『コンクリート・レボルティオ ~超人幻想~』(C)BONES・會川 昇/コンクリートレボルティオ製作委員会

 3人目は『映画秘宝』『特撮秘宝』にもご執筆いただいている脚本家の會川昇さん。今回は「神回という言葉が生まれる以前の神回アニメ」という興味深いテーマで10項目を選んでいただきました。70~80年代、いかにしてアニメファンはお気に入りの作家を追いかけてきたかという文化史も交え、脚本家としての目線から「演出と脚本の“闘い”」についても大いに語っていただいております。そして、會川さんの膨大なフィルモグラフィーのなかから自作ベスト10も発表!

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『新幹線変形ロボ シンカリオン』(C)プロジェクト シンカリオン・JR-HECWK/超進化研究所・TBS

 4人目は世界の珍品映画・怪獣映画のオーソリティこと大畑晃一さん。『映画秘宝』初期メンバーの1人としてもおなじみですが、今回は「日本でソフト化してほしい世界のアニメ10本」というテーマで、幻の名作『やぶにらみの暴君』からアシッド感満点のインド産アニメまで選んでいただいております。そして、ちゃんとアニメの仕事もしているんだぞ!ということで、現在放映中のTVシリーズ『新幹線変形ロボ シンカリオン』で大畑さんが担当されている各話バトルシーンのコンテについてもお話をうかがいました。

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『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~』(C) 臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2018

 5人目は『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~』が現在公開中の高橋渉監督。シンエイ動画生え抜きの高橋監督に「ベストしんちゃん映画」5作品を選んでいただきました。制作デスクとして参加された『嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』の思い出など、貴重なお話も披露。もちろん『爆盛!カンフーボーイズ』の裏話や、高橋監督の長編デビュー作『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』のクライマックス秘話も語っていただきました。『映画秘宝』本誌6月号に掲載されたロングインタビューと併せてどうぞ。

 第3部のコラムコーナーでは「秘宝読者にこそ観てほしい」新旧の名作アニメや、現在のアニメシーンについて、選りすぐりの書き手に執筆していただきました。東映版『デビルマン』のメインライター・辻真先さんによる『DEVILMAN crybaby』レビューを皮切りに、青井邦夫さんによる『ガールズ&パンツァー』、てらさわホークさんによる『あしたのジョー2』、キシオカタカシさんによる『フリクリ』、新文芸坐スタッフ・花俟良王さんによる新海誠作品評など、どれも「この人にしか書けない!」という内容になっております。

 僕は松崎さん、田野辺さんと全体の編集作業をやっているほか、長めの巻頭コラム、「別冊秘宝編集部が選ぶ殿堂入りアニメ10本」の作品解説(田野辺さんと共同)、上記のインタビューまとめ、ミニコラム1本と、巻末のあとがき的コラムなどを担当しました。巻頭コラムでは2018年のイチオシ作品――『DEVILMAN crybaby』『ポプテピピック』『リズと青い鳥』『犬ヶ島』などを取り上げているほか、なぜいまアニメーションから目が離せないのかを寄り道に次ぐ寄り道を繰り返しつつ解説しております。また、本書の企画の発端には『映画芸術』2017日本映画ベスト&ワースト特集号におけるアニメ除外問題があり、そのことについて思うところも述べております。そうすると必然的に「じゃあ『映画秘宝』はアニメフレンドリーだったのか」という話になるので、そういうことも書いております。

 とにかく読み応えはある一冊になっていると思います。そして、これをもとに未知のアニメーションをどんどん探して観ていただけたら幸いです。よろしくお願いいたします!
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