Simply Dead

映画の感想文。

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『犬神の悪霊』(1977)

『犬神の悪霊』(1977)

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 シネマヴェーラの特集「妄執 異形の人々」で観てきました。むかーし近所にあった自由が丘武蔵野館で観たっきりで、内容はほとんど忘れてましたが、改めて観ると、思ってたより普通に面白かったです。

 因習・差別・たたりを軸に、ウラン採掘・企業による地質汚染という社会問題が絡み、ダメ押しに一家皆殺しやら土蔵の中の秘密やら、ありとあらゆる要素がこれでもかとぶちこまれ、話を追うので精一杯。「それとこれとは話が別じゃ…?」という思いも置いてけぼりで、怒濤のカタストロフへと至ります。それでも、あくまで普段の東映作品ぽい古くさいパワフルさには満ちているので、さほどトンデモな感じはありません。(あ、でも悲嘆に暮れるヒロインが悲しみを紛らそうと自室でゴーゴーダンスを踊っちゃうところは凄いです)

 しかし何しろクライマックスが素晴らしく逸脱していて、ここだけでこの映画は傑作だと言えてしまうくらい、ガッとテンションが上がります。さんざん溜めてやっと出てきた犬神の悪霊が、清純な少女の体に取り憑いてあちこち飛び回ったりするんですが、その動きがやたら敏捷でメチャクチャかっこいい! 赤襦袢をまとって髪を振り乱した少女が、『ブレードランナー』のプリスよろしく大和田伸也の首を太股で絞め上げるシーンなんて、ソレモンにはたまらない見せ場でないかと。実際エロく撮ってますし。

 それにしても泉じゅんが熱演すぎ、と久々に観て思い出しました。

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『犬神の悪霊』DVD


製作/東映
監督・脚本/伊藤俊也
撮影/仲沢半次郎
音楽/菊池俊輔
美術/桑名忠之
出演/大和田伸也、山内恵美子、長谷川真砂美、泉じゅん、鈴木瑞穂、室田日出男、岸田今日子、小山明子、白石加代子、三谷昇
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