Simply Dead

映画の感想文。

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「TRASH-UP!! vol.11」発売中!

 日本で唯一のトラッシュカルチャーマガジン「TRASH-UP!! vol.11」は現在好評発売中。前号から判型が新しくなって電話帳サイズになりましたが、今回はさらに厚みも増して、常軌を逸したボリュームになっております(知り合い何人かに見せたら例外なく笑ってました)。ぼくは今回「KMDBで韓国映画を観よう!《前編》」という記事を書いています。韓国の映画データベース「KMDB」内で、約400本もの新旧の韓国映画を配信しているVODサービスの見方・登録方法について分かりやすく解説しています。主な配信作品リストもついているので、ご興味ある方はぜひ。表紙は『ゾンビ大陸アフリカン』!

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TRASH-UP!! vol.11
定価/1575円(税込)
[TRASH-UP!! 公式サイト内 通販ページ](限定購入特典あり)
[Amazon]
その他の取扱店はコチラ

 今号の「TRASH-UP!!」は映画関連の記事がとても充実しています。内藤瑛亮監督による『先生を流産させる会』制作日誌パート3は、あんな緊張感に溢れた傑作の舞台裏に漂う監督と少女たちのほんわかムードを瑞々しく感じさせつつ、監督自身の「産みの苦しみ」の告白も赤裸々に綴られた感動的な文章です。早く一般劇場公開されることを願ってやみません。本当に成功するといいね。

 昨年の「TRASH-UPLINK!!」イベントで上映され、観客の度肝を抜いた特撮人形劇『ENCOUNTERS』の飯塚貴士監督のインタビュー記事も必読! 独力でセットや出演者(人形)を作り、撮影し、操演し、燃やし、さらにアテレコまでして、『SUPER 8』を遥かに凌ぐ堂々たるエンタテインメントを作り上げた飯塚監督の強烈な「本物」っぷりが、同じく映画作家である朝倉加葉子さんのインタビューによって浮き彫りにされています。「撮影はすべて順撮りで、撮影中に損壊した人形は事故死扱い」「追撮パートは急遽代役を立てたという設定で、別の人形や写真を使って撮る」という神経の細かさは、ほとんど『デス・プルーフ』のクエンティン・タランティーノ級。「ものすごく本気でやらないと、素敵なダメさは降りてきてはくれないと思います」という名言も飛び出します。

 真魚八重子さんの「ワイ・カーファイの世界《後編》」は、日本ではジョニー・トー監督のパートナーとしか認知されていない異才ワイ・カーファイの特異すぎる作家性に迫った特集記事の第2弾。『マッスルモンク』『我左眼見到鬼』『喜馬拉亞星』『MAD探偵/7人の容疑者』といった開いた口のふさがらない代表作の解説を通し、その計り知れない作品世界の魅力を解き明かしています(その他『鍾無艷』など監督作のショートレビューもあり)。『MAD探偵』を観て「ジョニー・トーってこんな変な映画撮る人だっけ……?」と深く考え込んでしまった方はぜひ御一読を!

 「TRASH UP!!」筆頭ライター、餓鬼だらくさんによる衝撃の2011年ベストテンも要チェック。他の映画誌では絶対に選ばれないラインナップがドーンと誌面を飾っております。また、現役ゴミ映画ウォッチャーの餓鬼さんだからこそ書ける「コーマン・スクール2000年」も圧巻。ロジャー・コーマン門下の俊英・職人・凡才たちが、今もレンタルDVD店の片隅を席巻していることが分かります。いつになく熱い餓鬼さんの文章にも注目!

 そして今回「TRASH-UP!!」初参戦となるタダーヲさんの「海を渡ったアウトローたち 東映Vアメリカの軌跡」は、90年代に作られた日米合作Vシネマの短い歴史と作品群をまとめた、非常に面白くてためになるテキスト。さっき飲み会で「書いたきっかけが最近ARBを聴き直したから」という衝撃の理由を耳にしましたが、そんなことも心地好く忘れさせてくれる素敵な記事です。昨年の川谷拓三映画祭でニュープリント上映された幻の映画『史上最大のヒモ 濡れた砂丘』をめぐる、映画研究家の高鳥都&春日太一両氏の居酒屋ロングトークも楽しいです。俺も一緒に飲みたかったなあー。

 さらに、現在ヒューマントラストシネマ渋谷などで開催中の「未体験ゾーンの映画たち」上映作品や、『レッド・ティアーズ』『ゾンビアス』『タッカー&デイル』『ゾンビ大陸アフリカン』『セルビアン・フィルム』『ダーク・フェアリー』など、新作レビューも充実。新しい書き手さんも大量投入されて、一気に華やかになった印象です。近日開催の「トーキョーノーザンライツフェスティバル2012」の特集記事もあり(祝『魔女』スクリーン上映!)。残念ながら「リチャード・フライシャー自伝」は今回お休み。

 ほかにも『へんげ』大畑創監督、『旧支配者のキャロル』高橋洋監督、『kasanegafuti』の西山洋一監督、『わたしたちがうたうとき』木村有里子監督へのインタビュー記事を掲載。石井モタコさん、やまがたいくひろさん、呪みちるさんなど、おなじみの強力メンバーによる漫画連載も相変わらず最高。音楽関連の記事も読み応え十分。まだ全然読み切れていませんが、とにかく今回の「TRASH-UP!!」は買いです!
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