Simply Dead

映画の感想文。

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DVD-BOX「キム・スヨン コレクション」発売!

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 キム・ギヨン、ユ・ヒョンモク、イ・マニらと共に、韓国映画黄金期を支えた名監督のひとり、キム・スヨン。その代表作を収めたDVD-BOX「キム・スヨン コレクション」が、韓国映像資料院から発売されました。収録タイトルは『浜辺の村』(1965)、『ある女優の告白』(1967)、『霧』(1967)、『夜行』(1977)の4本。全作品、日本語字幕つき。監督自身が参加したオーディオコメンタリーも収録されています。来年公開されるイ・チャンドン監督の傑作『ポエトリー アグネスの詩』に主演した名女優、ユン・ジョンヒの出演作も2本含まれています。

 文芸映画を得意としつつ、1年間に監督作が10本も公開されるほどの職人でもあったキム・スヨン監督は、ほかにイ・マニ監督の名作を『母なる証明』のキム・ヘジャ主演でリメイクした『晩秋』(1981)、アナーキーな言動で知られる実在の僧侶の半生を描いた問題作『空言』(1986)、韓国の日本映画解禁前に製作された日韓合作映画『愛の黙示録』(1995)なども手がけています。ぼくもほとんど作品を観たことがないので、今回発売されるDVD-BOXでその作品世界に触れたいと思います。

キム・スヨン コレクション
4枚組/全作品ワイドスクリーン(2.35:1)/日本語・英語・韓国語字幕つき/Dolby Digital Mono
特典:キム・スヨン監督ドキュメンタリー(56分)、イメージ資料集(全作品)、『霧』復元前後映像、キム・スヨン監督によるオーディオ・コメンタリー(全作品)
[YesAsia]

《収録作品》
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『浜辺の村』(1965年・93分)
南海の小さな漁村に暮らす若い女性ヘスン(コ・ウナ)は、結婚したばかりの夫を嵐で失ってしまい、そこに村の男サンスが強引にアプローチしてくる。最初は拒絶していたヘスンだったが、次第に彼の情熱にほだされ、ふたりで村を出て新生活を始めるのだが……。オ・ヨンスの小説を映画化した文芸ドラマ。興行的にも批評的にも成功を収め、キム・スヨン監督の代表作となった。

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『ある女優の告白』(1967年・87分)
60年代の黄金期を迎えた映画界を背景に描く、ややメタ的要素の入ったメロドラマ。往年の名優キム・ジンギュ(キム・ジンギュ)は、かつての役者仲間であり、今はもうこの世にない元恋人との間に、娘が生まれていたことを知る。彼は自らの正体を明かさないまま、娘を映画女優としてデビューさせ、演技指導やアパートの世話など懸命にサポートするのだが……。

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『霧』(1967年・79分)
ビジネスマンとして成功しながらも倦怠感にとりつかれた男(シン・ソンイル)が、母の墓参りと休暇をかねて故郷へ帰る。立ちこめる霧のほかには何もない寒村で、彼はひとりの女性と出会い、衝動的に結ばれてしまう……。キム・スンオクの小説「霧津紀行」を、原作者自ら脚色した現代的ドラマ。アンニュイな雰囲気が全編を覆い、ミケランジェロ・アントニオーニ作品とも比較された。ヒロインを演じるのは『ポエトリー アグネスの詩』のユン・ジョンヒ。一部欠損したオリジナル版を映画祭上映用に修復したバージョン。

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『夜行』(1977年・78分)
ソウルの銀行で働く女性ヒョンジュ(ユン・ジョンヒ)は、職場の上司(シン・ソンイル)と同棲しているが、ちっとも結婚に踏み切る気配のない彼との生活に、苛立ちと倦怠を抱えている。彼女は休暇で故郷を訪れ、かつてベトナムで戦死した学校教師との情事に思いを馳せる……。1973年に撮影されたものの、検閲で一部をカットされた上、4年間もオクラ入りの憂き目にあったという曰くつきの作品。主演は『霧』と同じく、ユン・ジョンヒとシン・ソンイル。

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