Simply Dead

映画の感想文。

『ブルーム』(1988)

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クライヴ・オーウェン初主演映画『ブルーム』(1988)をビデオで観ました。もうどこへ行っても全然見つからなくて、新橋のTSUTAYAでやっと発見(しかもスペイン映画コーナーで)。追記:渋谷TSUTAYAとか目白の「ヴイレックス」とか、結構いろんなところにありました。

灰色の街ランカシャーに暮らす青年ジェイク(オーウェン)は、町中の女の子がキスを夢見るようなハンサム・ガイ。しかし他の若者たちと同様、職にあぶれ、無為な日々をすごすばかりだった。が、彼はひそかに親友リンジ(デイヴィッド・シューリス)と共に愛車のチューンナップを重ね、町を出る準備を進めていた。

そんなとき、ジェイクはスーパーで出会った年上の女性スーザン(ダイアナ・クイック)に一目ぼれ。2人は思わぬいざこざをきっかけに、リンジも加えて町を脱出。はたして3人を乗せたキャデラックの行く先は……?

とにかくもうオーウェンが若い!『ルール・オブ・デス』(1998)の10年前ですよ。まず驚くのが、声の違い。20代前半だから当たり前っちゃ当たり前ですけど。まだ声質が定まっていない感じ。役柄的にも、今の熱烈なオーウェン・ファンが見たら鼻血噴いて倒れるんじゃないかという…(完全にビーバン・キドロン監督の夢映画です)

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でも、それ以上に友人を演じたデイヴィッド・シューリスの可愛さが衝撃的でした。髪をオレンジに染め、子供のようにはしゃぎまくる姿はファン必見。年上のヒロインを演じたダイアナ・クイックと共に、4年後にはマイク・ホッジス監督の『Dandelion Dead』(1992)に出演してます。4年でそこまで印象変わるか…

あと、『ムーラン・ルージュ』や『アイリス』(共に2001)でもおなじみのジム・ブロードベントも顔を出してます。けっこう豪華キャスト。

映画自体は、全編80年代感覚バリバリな(でも作ってる当初からどこかノスタルジーを意識した)音楽演出で、今観るとなかなか楽しかったです。ちょっとこそばゆい感覚も心地よかったり。湿った空気感をファンタジックに捉えたゲイル・タッターサルの撮影も美しい。拾いものでした。


製作/ポール・リスター
監督/ビーバン・キドロン
脚本/ジム・カートライト
撮影/ゲイル・タッターサル
音楽/アダム・キドロン、マイケル・マッケヴォイ
出演/クライヴ・オーウェン、ダイアナ・クイック、デイヴィッド・シューリス、ジム・ブロードベント

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あと、本サイトの「Early Days of Mike Hodges」に加筆しました。
ホッジス初のドラマ作品『The Tyrant King』(1968)って、日本でも放映されてたんですね。NHK少年ドラマシリーズで、『ロンドン大追跡』の題で。誰か見た人いますかね?
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