Simply Dead

映画の感想文。

お知らせなど(映画秘宝「反日映画ベストテン」、チェブラーシカ etc.)

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 現在発売中の「映画秘宝 2011年2月号」にて、ふたつの特集で原稿を書かせていただきました。まずは巻頭からにぎやかに始まる「新春特別企画 映画秘宝オール・ジャンル・ランキング!」という特集内で、「今こそ観たい反日アクション映画 Best10」という記事を書いています。いきなりシネマトゥデイで記事になってたりしてびっくりしましたが……。何やら物騒なムードを感じる方もいるかもしれませんが、そういうものに対してただ脊髄反射的に怒ったり排除したりするのではなく、「ジャンルとしての反日映画」なんて昔からアジア全体でポピュラーに存在しているものだし、それなりの歴史認識があれば反日感情を含んだ作品が各国で作られる事情は理解できるはずだし、何よりそんな理由で『イップ・マン 序章』みたいな超傑作を未公開のままにしておくのはバカバカしいでしょ? といった意図に基づく文章です。

 ただし、本当に一方的な敵意や悪意をもって日本を攻撃するような作品ではなく、『ドラゴン怒りの鉄拳』『お兄ちゃんがいる』『忠烈図』のように当時の娯楽映画のルーティンとしてたまたま日本人を悪役に選んだ快作や、『畏れ慄いて』『カカバカバ・カ・バ?』のように鋭い視点で現代日本を批評している秀作などを選んだつもりです。まあ、原稿につけたタイトルと違って「アクション」って入っちゃってるんで、『畏れ慄いて』だけかなり浮いてますけど……主演が『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』のシルヴィ・テステュだから、いいよね(?)。

 もうひとつは「この映画を買え!」特集の「厳選30本! クリスマスに大人買いしたい日本未公開 Blu-ray & DVD」というコーナー。日本の配給会社がちっとも買ってくれる気配がない……ほんだらもうええわい! 輸入盤買ったらい! という作品をみんなで紹介しております。ぼくは30本中、10本を書かせてもらいました。以前ブログで紹介した『Fay Grim』『夜と霧』のほか、今すぐ劇場公開してほしいくらいの傑作『証人』『キングコングを持ち上げる』『タチマワ・リー/悪人よ地獄行き急行列車に乗れ!』なども入ってます。でもトップで紹介しているマイケル・ケイン主演の傑作バイオレンススリラー『Harry Brown』は、『狼たちの処刑台』というタイトルで2010年4月にDVDリリースされるそうです。嬉しいような悲しいような……(劇場で観たかった!)。

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 あと、仕事で『チェブラーシカ』の中村誠監督にもインタビューさせていただきました。下手したら全ロシア国民を敵に回しかねないプロジェクトに向きあい、6年かけて新作を完成させた監督に、細かいところまでお話をうかがってきました。

『チェブラーシカ』中村誠監督インタビュー
前編 この世界は実在する、という感じを出したかった

後編 ロシアの観客に言われて、いちばん嬉しかった言葉

 
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