Simply Dead

映画の感想文。

『Wilt』(1988)

『Wilt』(1988)

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 イギリスの人気コメディアン、グリフ・リス・ジョーンズとメル・スミスが主演したサスペンスコメディ。ふたりの主演映画は、マイク・ホッジス監督による異色SFコメディ『モロン』(1985)に次いで2本目。前作と違って、この作品では別のライターチームに脚本を任せています。

 オフビートなノリが楽しかった『モロン』に比べるとやや凡庸で、まあまあ楽しめる佳作といった印象。伏線をちゃんと回収するストーリー展開はよくできているけど、それ以上に秀でたものはないです。監督は『ロンドン大捜査線』(1971)のマイケル・タックナー。

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〈おはなし〉

 平凡な国語教師ヘンリー・ウィルト(グリフ・リス・ジョーンズ)は、魅力のない妻エヴァ(アリソン・ステッドマン)の尻に敷かれ、日々イライラを募らせていた。その鬱屈はやがて“殺意”へと成長する……。

 ある日、ウィルトが勤める学校内の工事現場で、女の死体らしきものが発見される。駆け付けたフリント警部(メル・スミス)の前に容疑者として姿を現したのは、以前たまたま捜査を邪魔されたことがあるヘンリー・ウィルトだった。私怨を燃やす警部は、ウィルトに妻殺しを自白させようと躍起になる。しかし、彼は濡衣だと言い、前夜に起きたことを回想する……。

 その夜、ウィルト夫妻は女友達のサリー(ダイアナ・クイック)が開いた豪華なパーティに招かれていた。セレブだらけの場に馴染めないウィルトは、サリーの悪戯で全裸にされた上、ダッチワイフを抱かされ、衆目の前で大恥をかかされる。エヴァにも見放された彼は、這々の体で屋敷から逃げ出すが、車の後部座席にはダッチワイフが乗ったままだった……。

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 本当はもうちょっと面白いんですけど、あらすじだけで説明するには限界が……でも、演出はひたすら平均的。

 東洋武術を習っている妻エヴァ役のアリソン・ステッドマンが好演。お高く止まった女友達サリー役で、『デュエリスト―決闘者―』(1977)『ブルーム』(1988)のダイアナ・クイックが、相変わらずイイ女っぷりを振りまいてます。M・ホッジス監督のTV映画『Dandelion Dead』(1992)で彼女と共演していたロジャー・ロイド・パックも、変な姿勢の精神科医の役で登場。

 また、『ルール・オブ・デス/カジノの死角』(1998)でヒロインを演じたジーナ・マッキーが、パーティ客の一人として出演してました。

監督/マイケル・タックナー
原作/トム・シャープ
脚本/アンドリュー・マーシャル、デイヴィッド・レンウィック
撮影/ノーマン・G・ラングレー
音楽/アン・ダドリー
出演/グリフ・リス・ジョーンズ、メル・スミス、アリソン・ステッドマン、ダイアナ・クイック
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