Simply Dead

映画の感想文。

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2009年に面白かったもの

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 今年は2月に「TRASH-UP!!」チームで韓国取材旅行に行って以来、ほぼ1年間、韓国映画探究に明け暮れておりました。今さらながらにそのレベルの高さに打ちのめされ、すっかり日本映画やアメリカ映画に興味を失いかけたかと思えば、やっぱりそれぞれの国で超弩級の傑作が現れたりして、楽しい1年でした。また、雑誌やブログでの活動を通じて、本当にいろんな方と知り合えたことも、個人的にはすごく大きかったです。

 で、2009年はとにかく面白い映画がたくさんありすぎて、なんならベスト50ぐらい一気に紹介したい気分ですが、まずは10本。

『渇き』
『夜と霧』
『ダンプねえちゃんとホルモン大王』
『GOGO70s』
『楽しき人生』
『チェイサー』
『新宿インシデント』
『ジョニー・マッド・ドッグ』
『あなたは遠いところに』
『イングロリアス・バスターズ』

 あんまり煽りすぎるのもよくないとは思いつつ、やっぱり『渇き』を観た時の嬉しさ・楽しさったらありませんでした。信じてきてよかった、パク・チャヌク! 同じく映画祭で観た『夜と霧』と『ジョニー・マッド・ドッグ』も、ぜひ劇場公開してほしい傑作です。そして、今年いちばん映画館で見逃したことを後悔したのは『新宿インシデント』。イー・トンシン、信じてたのに御免! その他、面白かった映画を30本ほど並べるとこんな感じ。

『グラン・トリノ』
『愛のむきだし』
『コララインとボタンの魔女』
『戦場でワルツを』
『息もできない』
『亀、走る』
『3時10分、決断のとき』
『スペル』
『永遠のこどもたち』
『奇談』
『チョコレート・ファイター』
『グッド・バッド・ウィアード』
『キム氏漂流記』
『バンドゥビ』
『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』
『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』
『ラジオスター』
『チェンジリング』
『キングコングを持ち上げる』
『レスラー』
『母なる証明』
『カールじいさんの空飛ぶ家』
『劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇』
『くもりときどきミートボール《IMAX 3D版》』
『素晴らしい一日』
『キャシャーンSins』
『星から来た男』
『メアリーとマックス』
『空気人形』
『ポチの告白』

 こっちの上位10本でもベストテンとして全然通用すると思うんですが、それだけ優れた作品ばかりに出会ってしまったということです。韓国映画ショーケースで観た『亀、走る』『キム氏漂流記』なんてもうムッチャクチャ面白くて、もし来年ちゃんと日本公開されるならもういちどランクインさせたいくらい。『戦場でワルツを』と『愛のむきだし』は、ついさっき駆け込みで観ました。

 今年公開の作品はとりあえず150本くらい観てると思うんですが、韓国映画や香港ニューウェーヴの研究にかまけて(仕事もしてましたけど)新作をフォローできない時期もあり、『SR/サイタマノラッパー』『劇場版 空の境界?第七章?殺人考察(後)』『いのちの戦場』『ウェディング・ベルを鳴らせ!』『キューブホスピタル』『精神』などを見逃してしまったのが残念。

 というわけで、映画については非常に充実した1年だったと思います。面白い作品だけでこんなにゴチャマンとあるのに、わざわざヒドそうなブツに当たっていく暇が全然作れず、巷で話題の『アマルフィーズ/卒業』とか『DRAGON BALL/名もなき恋のうた』とか『20世紀少年も守ってくれない外伝』とか、結構ビッグタイトルを見逃してしまいました(そういうのは、観に行った人の話を聞くのがいちばん楽しいので)。

 だからまあ、そこまでつまらない映画を観た記憶というのはないんですが、強いて「文句なし!」と断言できるワーストを挙げるとするなら、青山真治監督の『こおろぎ』、韓国ホラー『ひとりぼっち』、宮藤官九郎監督の『少年メリケンサック』くらいでしょうか。あと、ソダーバーグが周囲のいろんな情熱をフイにした『チェ 28歳の革命』も凄かった! あそこまで盛り上らないと、逆に清々しい! けど、猛然と腹が立ったのは『ディア・ドクター』。とにかく、雑すぎ。「繊細かつ骨太に、テーマを深々と掘り下げる」風の映画に見せて、実はビックリするほど底が浅いという、まさに映画自体がニセモノとしか言いようがない代物でした。瑛太なんて医学生としての役作りなんか全然してないんだもの。

 新作以外で衝撃を受けたのは、まずなんといっても『鳥肌』(2001)。「TRASH-UP!!」の韓国ホラー特集でも取り上げたユン・ジョンチャン監督の傑作モダンホラーで、ぜひ爆音上映で観てみたい1本。そして、キム・ギヨン監督の『殺人蝶を追う女』(1978)と『火女』(1971)、東京国際映画祭で上映された『玄海灘は知っている』(1961)もかなりのインパクトでした。あと、最近観たパトリック・タム監督の『愛殺』(1981)、イー・トンシン監督の『癲老正傳』(1986)などにも度肝を抜かれました。詳しくは2010年2月発売予定の「TRASH-UP!! Vol.5」香港ニューウェーヴ特集をお楽しみに。

 それでは、よいお年を!
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