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映画の感想文。

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「PLUS MADHOUSE 04 りんたろう」発売迫る!/新文芸坐オールナイト

 前にも少しだけお伝えしましたが、12月中旬にキネマ旬報社から「PLUS MADHOUSE 04 りんたろう」という本が発売されます。『銀河鉄道999』や『幻魔大戦』、または『迷宮物語』や『METROPOLIS』といった傑作・話題作で知られるアニメーション界の巨匠、りんたろう監督の特集本です。その半世紀以上に及ぶキャリア自体が、日本アニメ史・映像文化史をそのまま重なるという、りん監督の膨大なフィルモグラフィー、そして多くの人々を惹きつけて止まない作品的・人間的魅力に迫った一冊です。ぼくも編集に参加しております。

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「PLUS MADHOUSE 04 りんたろう」
 2009年12月中旬発売
 定価/税込2310円(本体2200円)

rintaro_plus-madhouse.jpg

発行/キネマ旬報社
構成編集/スタジオ雄
協力/マッドハウス
体裁/A5版書籍、全208ページ(カラー&モノクロ)

【内容】
◆りんたろう監督作品カラーグラビア
  『幻魔大戦』『X』『METROPOLIS』『よなよなペンギン』など、
  代表作の名場面をカラーで掲載

◆りんたろう監督ロングインタビュー
  映画に魅せられた少年時代から、最新作『よなよなペンギン』まで……
  りんたろう監督自身がそのキャリアを語り明かす、
  100ページを超えるボリュームの超ロングインタビュー

◆関係者コメント集
  りんたろう監督とゆかりの深い方々へのインタビュー
  田宮武(プロデューサー:『宇宙海賊キャプテンハーロック』『X』ほか)
  高見義雄(プロデューサー:『銀河鉄道999』『がんばれ元気』ほか)
  角川春樹(プロデューサー:『幻魔大戦』『カムイの剣』ほか)
  平田敏夫(演出、設定協力:『METROPOLIS』『よなよなペンギン』ほか)
  川尻善昭(アニメーター、監督:『ムーミン』『迷宮物語』ほか)
  兼森義則(作画監督、監督:『X電車で行こう』『アレクサンダー戦記』ほか)
  杉井ギサブロー(監督:東映動画・虫プロ時代からの親友)
  池田昌子(声優:『銀河鉄道999』『火の鳥』ほか)

◆描き下ろしイラスト
  結城信輝、CLAMP、野田卓雄

◆エッセイ
  小山茉美「りんたろう監督への手紙」
  細田守「僕にとって初めての革命映画」

◆資料集──絵コンテ傑作選
  常にスタッフを驚嘆させる、りん監督の緻密な絵コンテの世界を
  『幻魔大戦』など3作品から抜粋して掲載

◆主要作品解題
  『銀河鉄道999』から『よなよなペンギン』まで、
  多彩かつ膨大な作品群の中から18タイトルをセレクトして紹介

◆りんたろうマニアックス
  漫画家、絵本作家、雑誌のモデル……
  りん監督の知られざる活動や、幻のプロジェクトに迫る

◆りんたろうフィルモグラフィー
  東映動画入社時から現在まで、
  りん監督がこれまで携わった作品の完全データ

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 目玉はなんといっても、100ページ以上にわたる、りんたろう監督へのロングインタビュー。汲めども尽きない貴重なエピソードが満載です。アニメにそれほど興味がないという映画ファンでも、『佐武と市捕物控』の演出が三隅研次に賞賛されたり、『ムーミン』の脚本家として沖島勲を起用したり、『幻魔大戦』制作中にとある小説の実写映画化を任されそうになったり……といった逸話の数々は必読でしょう。りん監督はスタイリッシュで鮮烈な映像表現をアニメに持ち込んだ第一人者でもあり、非常に興味深い映像テクニックの秘密についても、本書では余すところなく明かされています。

 その他、角川春樹さんや杉井ギサブローさんなど、りん監督とは縁の深い方々のコメントやエッセイ、詳細な作品データなどを盛り込み、全208ページに凝縮。もちろん代表作のカラーグラビアも掲載。この内容で2310円という値段は、正直ちょっとどうかと思うくらいお買い得です。

 ちなみに、ぼくは「関係者コメント」のまとめと「主要作品解題」を主に担当しました。取材に同行して、いろんな方たちのお話を聞くだけで、ムッチャクチャ面白かったです。作品解説を書くために初めて観た作品もあり、一生愛せる作品が何本も増えました。特に『吾輩は猫である』の素晴らしさはぜひ知ってほしいし、『悪魔の花嫁 蘭の組曲』や『X電車で行こう』などのOVA時代の快作群も再評価されるべきだと思います。『METROPOLIS』と『カムイの剣』は好きすぎて書くのが難しかった……。

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 そして、これも以前お知らせしましたが、今週末12月5日に、池袋・新文芸坐で「マッドハウス・マニアックス」と題されたオールナイトイベントが開催されます。上映作品は、平田敏夫監督の『ボビーに首ったけ』『グリム童話 金の鳥』、りんたろう監督の『X』『カムイの剣』。どれも面白い上に、スクリーンでお目にかかる機会の少ない作品ばかりです。未見の人も、すでに観ている人も、これが最後のチャンスだと思ってぜひ劇場へ! 当日は、りん監督と平田監督のトークショーもあります。

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新文芸坐×アニメスタイル セレクションVol. 4
マッドハウス・マニアックス
12月5日(土)22時30分開演(翌5時15分終了予定)
前売・友の会割引2300円、当日一般2500円

【プログラム】
トークショー:平田敏夫監督、りんたろう監督、小黒祐一郎(アニメ雑誌編集者)

『ボビーに首ったけ』(1985)監督:平田敏夫
  バイクに夢中な高校生ボビーと、文通相手の少女の対話を軸に綴られる、瑞々しい青春映画。
  片岡義男の原作を『銀河鉄道999』の石森史郎が脚色。作画スタッフも豪華。

『グリム童話 金の鳥』(1987)監督:平田敏夫
  三人兄弟の末っ子である心優しい王子が、兄たちの妨害をはねのけ、冒険の末にお姫様と結ばれる。
  とてつもなく愛らしく、同時にパワフルかつダイナミック。アニメの愉悦に満ちた傑作。

『X』(1996)監督:りんたろう
  CLAMPの大人気コミックの映画化。上映時間98分のなかで都市も肉体も可能なかぎりデストロイ!
  音楽はサックス奏者としても知られる清水靖晃。不穏なムードを煽るスコアが超ドープ。

『カムイの剣』(1985)監督:りんたろう
  数奇な運命を背負った「抜け忍」の若者・次郎の冒険を壮大なスケールで描いた伝奇ロマン大作。
  無常観漂う大河ドラマ的ストーリーを、斬新なアクション活劇として見せきる傑作。音楽も最高!

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 チケットは当日一般2500円、前売・友の会割引2300円。お誘い合わせの上、ぜひどうぞ。

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