Simply Dead

映画の感想文。

欲しいDVDリスト・国内編[2009.2+α]

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 太田省吾の代表作「水の駅」がDVDに! と静かな驚きを隠せない、欲しいものリスト国内編のお時間です。今回は2月に国内でリリースされるDVDの注目タイトル、3月以降の発売予定などを紹介。前述の「水の駅」を収録したDVD-BOX「太田省吾の世界」も、昨年末にリリースされていたのに全く気づいてなかったので追記しておきます。新作では『ランボー 最後の戦場』『無ケーカクの命中男/ノックト・アップ』『ぐるりのこと。』などの入魂作が続々登場。旧作ではチャン・チェ監督の大傑作『残酷復讐拳』を筆頭に、東映『女番長』シリーズや、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督の初期作品など、初ソフト化タイトルも多数。ニコラス・ローグ監督の『赤い影』再発売も映画ファンには嬉しいニュース。各商品タイトルのリンク先は、Amazon.co.jp


●発売中
「太田省吾の世界」
2007年7月に逝去した劇作家・演出家の太田省吾。大杉漣らを輩出した劇団「転形劇場」を主宰し、演劇集団「円」の作家としても活動した彼が手がけた作品群の、貴重な舞台記録映像を収めた4枚組DVD-BOX。収録タイトルは「小町風伝」「水の駅」「更地」「砂の駅」「エレメント」「聞こえる、あなた?―fuga#3」。極端にスローな動きで芝居が進行する沈黙劇「水の駅」(1981年初演)は、演劇史に残る衝撃的舞台として称賛を集めた。税込14700円はちょっと高価かもしれないけど、転形劇場のファンや演劇研究家にとっては必携なのでは。特典として太田省吾のインタビュー、フォトギャラリーなどを収録。(カズモ)


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●2009.2.4発売
『残酷復讐拳』(1978)
チェン・チェ監督が若手アクション俳優ユニット“五毒”と組んだ、異色クンフー映画の大傑作。横暴な町の地主に逆らったおかげで、次々と不具者にされてしまった4人の若者。彼らは厳しい修行の果てにそれぞれのハンディキャップを乗り越え、地主一味に戦いを挑む! 目を失い、耳を失い、脚を失い、知恵を失った者たちが途方に暮れるシーン、ムチャな特訓に励むシーン、アクロバティックかつ奇想に富んだバトルシーンなど、全編これ見どころと言って過言ではない。「本当に鉄の脚だったのか?!」という敵の断末魔は生涯忘れ得ない名台詞。原題は「殘缺」。(キングレコード)

『仮面復讐拳』(1981)
チャン・チェ監督と“五毒”メンバーのコラボレーションによる、残酷クンフーアクションの1本。謎の仮面一味による一家惨殺事件を追って、とある宿屋にたどり着いた主人公たち。彼らはそこで怪しげな人物と出会うが……? ミステリアスなタッチの前半から一転、後半は凄まじいウェポンバトルが繰り広げられるとか。原題は「叉手」。(キングレコード)

『空とぶギロチン』(1975)
敵の頭部めがけてボーンと投げつけ、鋭い刃で首をガブリと切断してしまう凶悪な武器「血滴子」。その使い手として訓練された秘密暗殺組織と、そこから逃げだした青年の攻防を描いた時代劇アクション。ジミー・ウォング先生の傑作『片腕カンフー対空とぶギロチン』の元ネタとなった伝説的作品である。監督は『北京原人の逆襲』『毒女』など、身も蓋もないB級娯楽映画を撮り続けた職人監督ホー・メンファ。主演はチェン・クァンタイ。原題も「血滴子」。(キングレコード)

『続・空とぶギロチン ?戦慄のダブル・ギロチン?』(1978)
そのインパクトから様々なアクション映画に登場した恐怖の武器「血滴子」。前作から3年を経て、本家本元の続編として製作されたのが本作である(原題は「清宮大刺殺」)。前作で生き延びた主人公と、清の雍正帝を倒そうとする人々を絡めたストーリーとなっており、キャストも一新。ティ・ロン、クー・フェン、ロー・リエといったアクション俳優たちが顔を揃える。血滴子を使った残虐描写もさらにパワーアップ。(キングレコード)

『ランボー 最後の戦場』コレクターズ・エディション(2008)
シルヴェスター・スタローン入魂の傑作。これを観れば誰もが暴力反対を唱えたくなるほど凄絶なバイオレンス&スプラッター満載で、結果的に優れた反戦映画になっている。ぜひ学校の授業などでも上映して子供たちを震え上がらせてほしい。前年にやたら饒舌なロッキーを演じ、返す刀で寡黙な破壊者ランボーも演じてみせるという、全く正反対の当たり役を自らの監督・主演で立て続けに復活させてしまうスタローンのパワーにも改めて驚かされた。DVDには特典として音声解説、メイキング集、削除シーンなどを収録。Blu-ray版も同時発売。(ポニーキャニオン)


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●2009.2.6発売
『無ケーカクの命中男 ノックト・アップ』(2007)
ヒットメイカーとして大躍進を続けるジャド・アパトウが製作・監督・脚本を手がけた入魂の一作。セス・ローゲン扮するボンクラダメ男が、ある日クラブで出会ったTVキャスターの美女キャサリン・ハイグルと一夜をともにし、彼女を妊娠させてしまう。生活レベルも価値観も違いすぎる2人が、人生最大の危機をいかにして人生最大の喜びへと変えていくかを、ギャグも交えながら真摯な態度で描いていく。男女関係の難しさや人間的成熟のプロセスを実感たっぷりに描くあまり、コメディなのに2時間オーバー。無修正完全版と題されたDVDバージョンにいたっては133分という気合いの入れよう(長ぇよ!)。アパトウの妻レスリー・マンも登場して女の本音をぶつけまくる、まさにアパトウ喜劇の集大成。DVDには音声解説や未公開シーンなどを収録。(ジェネオン)

『寝取られ男のラブ・バカンス』(2008)
女優の恋人にこっぴどく振られた怠け者の主人公が、ヤケクソでハワイの高級ホテルへ泊まりに行ったら、たまたま元カノと新しい彼氏もそこに泊まっていた……。『ノックト・アップ』にも出演しているジェイソン・シーゲルが脚本・主演を務めた爆笑コメディ。こちらも恋愛の現実をリアルに教えてくれたり、主人公とともに観客にも人間的成長を促してくれたりする啓蒙的な側面を持った秀作。四角関係のラブストーリーとしてもよくできている。主人公の世話を焼くヒロイン、ミラ・クニスが魅力的。元カノ役のクリステン・ベルは何がいいのか全然分からない……。(ジェネオン)

『フロンティア』スペシャル・エディション(2007)
暴動に明け暮れる町を抜け出し、国外逃亡を図る移民の若者たち。国境近くの宿屋に身を寄せた彼らは、そこで想像を絶する恐怖に襲われる……。フランスの新鋭ザヴィエ・ジャン監督による超絶スプラッターホラーの快作。感想文はこちら。ダメなところもあるけど応援したくなる作品。後半の盛り返しっぷりが本当にすごい。楽しい。DVDには撮影風景、未使用シーン、劇場予告編を収録。(角川エンタテインメント)


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●2009.2.11発売
『ザ・フォール/落下の王国』特別版(2006)
1910年代のアメリカ。木から落ちて骨折した少女が、入院先でスタントマンの青年と出会う。青年はある目的のため、彼女に自らの物語を語り聞かせる。それは世界各国を股にかけた、めくるめく冒険の万華鏡……。『ザ・セル』のターセム監督が自ら温めていた構想をもとに、4年の撮影期間を費やして完成させた力作。CGに頼らず、24カ国以上にロケーションして作り上げられた圧倒的映像美が見どころ。Blu-ray版も同時発売。(ワーナーホームビデオ)

『黄色いロールスロイス』(1964)
1930年代から40年代初めまで、1台の黄色いロールスロイスが持ち主を何度も変えてヨーロッパを転々とする。その数奇な旅をオールスターキャストで描いた、3話構成のオムニバス映画。出演はレックス・ハリソン、ジャンヌ・モロー、シャーリ?・マクレーン、アラン・ドロン、イングリッド・バーグマンほか。監督は『ピグマリオン』のアンソニー・アスキス。(ワーナーホームビデオ)

『チップス先生さようなら』(1969)
イギリスの寄宿学校に勤めるチップス氏は生真面目なカタブツ教師。そんな彼がひょんなことから美しいミュージカル女優と恋に落ちた……。1939年に映画化されたジェームズ・ヒルトンの小説を、ハーバート・ロス監督がミュージカル仕立てでリメイクした名作が、待望のDVD化。ピーター・オトゥールの名演が涙を誘う。(ワーナーホームビデオ)


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●2009.2.13発売
『赤い影』(1973)
ダフネ・デュ・モーリアの短編小説を原作に、ニコラス・ローグ監督が幻惑的な映像で描くショッキングな愛と死のドラマ。娘を亡くした考古学者とその妻が、水の都ヴェネチアで出会う謎の影とは……。ファン待望の低価格再リリースで、旧版にはなかった特典も満載。監督による音声解説、回想ドキュメンタリー、映画評論家アラン・ジョーンズによるイントロダクション、フォトギャラリーなどを収録している。(ユニバーサル)

『アイドルを探せ』(1963)
女優ミレーヌ・ドモンジョの家で働いている青年は、出来心から高価なダイヤを盗んでしまい、犯行がバレて逃走。楽器店のギターにダイヤを隠すが、ギターは大スターに買われてしまう。同僚の女中に諭された青年は、彼女と一緒にダイヤを探して奔走するのだが……? フランスのアイドル歌手、シルヴィ・ヴァルタン主演の音楽コメディ。シャルル・アズナブールやミレーヌ・ドモンジョなど、当時の人気スターたちのゲスト出演も楽しい。(ユニバーサル)

『その木戸を通って』(1993)
無為な日々を送る城勤めの武士・平松正四郎。ある日、彼のもとに記憶喪失の娘ふさがやってくる。その純粋な魂に触れるうち、正四郎の人生は徐々に変わり始めるが……。山本周五郎の同名短編を、市川崑監督が映像化した長編時代劇。ハイビジョンドラマとして製作され、国内ではBSで一度しか放映されなかった幻の作品が、ようやくソフト化。出演は中井貴一、浅野ゆう子、井川比佐志、フランキー堺ほか。(ポニーキャニオン)

『エリザベート/ロミー・シュナイダーのプリンセス・シシー』(1955)
19世紀オーストリア。若き皇帝フランツ・ヨーゼフのお后候補として、皇太后は姪のヘレーネに白羽の矢を立てる。しかし、フランツが恋に落ちたのはその妹シシーの方であった……。絶世の美少女だった頃のロミー・シュナイダーが、悲劇の女王エリザベートを演じた「シシー三部作」の第1作。ヒロインの青春時代が描かれるラブストーリーで、あとの2本は日本で公開されていない。共演は『血を吸うカメラ』のカール=ハインツ・ベーム。(東宝)

『デビルズ・ビレッジ 魔神のいけにえ』(1976)
考古学調査のため、ギリシャのとある寒村を訪れたアメリカ人カップル。その村にそびえ立つ古城では、悪魔崇拝の儀式が行われていた……。ピーター・カッシングが邪教集団の教祖を演じたオカルトホラーが、謎のタイミングで初DVD化。特典としてクリストファー・リーのインタビュー、スチール集などを収録。(J.V.D.)


●2009.2.20発売
『アキレスと亀』(2008)
画家として成功する夢を持ち続ける男と、彼を支え続ける妻。様々なアートに挑戦するが評価してもらえず、やがてふたりの活動は街や警察を巻き込むほどエスカレートしていく……。北野武監督が芸術家と夫婦愛をテーマに描いた愛情残酷物語。主役のビートたけし・樋口可南子の若かりし頃を、柳憂怜・麻生久美子が演じる。音楽は『劇場版 空の境界』シリーズも手がける梶浦由記。DVDにはメイキング、監督インタビュー、予告編などを特典として収録。(BANDAI)

『仁義』(1970)
ジョニー・トー監督によるリメイク企画も進行中の、ジャン=ピエール・メルヴィル監督/アラン・ドロン主演のフィルム・ノワール。このほか、アイ・ヴィー・シーからリリースされた古今東西の名作群が各1890円で低価格再発売。ほかに、ロバート・フラハティ監督の『アラン』、フェデリコ・フェリーニ監督の『道』(淀川長治解説映像付き)、ラディスラオ・バホダ監督の『汚れなき悪戯』、アラン・レネ監督の『夜と霧』、ロベルト・ロッセリーニ監督の『戦火のかなた』、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督の『情婦マノン』、マルセル・カミュ監督の『黒いオルフェ(ポルトガル語版)』、ミケランジェロ・アントニオーニ監督の『夜』、ジッロ・ポンテコルヴォ監督の『アルジェの戦い』、アンジェイ・ズラウスキー監督の『私生活のない女』なども同時リリース。(アイ・ヴィー・シー)


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●2009.2.22発売
『女番長ゲリラ』(1972)
杉本美樹&池玲子が暴走するスケバンたちの仁義とエロスと青春を体当たりで演じる大人気シリーズ第3弾。監督は前2作に引き続き鈴木則文。京都へ乗り込んできた新宿赤ヘル団は、さっそく地元のスケバングループと対決。赤ヘル団の番長・幸子は、地元の元番長・奈美と友情の契りを結ぶ。が、奈美の兄は暴力団の幹部で、京都を我がものにした幸子たちを叩き潰そうとしていた……。(東映)

『女番長』(1973)
少年特別院送りの護送車から脱走したスケバン集団が、大阪・京都・琵琶湖を舞台に勢力争いを繰り広げる。クライマックスは梅田のヤクザ組織にダイナマイトで殴り込み! 杉本美樹、池玲子の競演で贈る人気シリーズ第4弾。監督はもちろん鈴木則文。(東映)

『女番長 感化院脱走』(1973)
中島貞夫監督がメガホンをとった人気シリーズ第5弾。特別教護施設から脱走したスケバン・るり子は、逃走中に偶然知り合った強盗犯・菊村とともに北陸へ向かう。そこには、るり子が集めておいたあるものが隠されていた……。杉本美樹がヒロインを熱演し、渡瀬恒彦、室田日出男、叶優子らが脇を固める。(東映)

『女番長 タイマン勝負』(1974)
池玲子が主演に復帰し、関本郁夫が監督を務めた人気シリーズ第6弾。少年院でイナヅマ佳子として恐れられるヒロインが出所し、かつての恨みを晴らすためスケバングループ「ヒマワリ会」に勝負を挑む。しかし捜し求めていた相手はすでに堅気になっていた……和解する2人だったが、そこに暴力団の魔の手が忍び寄る! 共演は衣麻遼子、渡瀬恒彦、由利徹、岡八郎ほか。(東映)

『女番長 玉突き遊び』(1974)
少年院から大阪へ戻ってきた牧今日子、通称“山猫お今日”。仲間たちを集めて新たな女番長グループを結成する彼女だったが、ひょんなことから10億円の密輸ダイヤをめぐって暴力団と抗争を繰り広げることに……。叶優子がヒロインを演じたシリーズ第7弾。前作に続いて関本郁夫が監督を務め、田島晴美、藤山律子らが体当たりの艶技で競演。(東映)


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●2009.2.25発売
『ぐるりのこと。』(2007)
重い困難に直面しながら、それでも寄り添って生きていく夫婦の10年間を描いた、橋口亮輔監督の傑作。5年ぶりの新作だが、その語り口の巧さは全くブランクを感じさせない(特にオープニングのスピーディーな呼吸は圧巻)。木村多江とリリー・フランキーという、演技スタイルの全く違うふたりが夫婦を演じるのも、ある種の夫婦像をリアルに映しだしていて良かった。様々な社会的事件を背景に物語を展開させていくストーリーテリングも面白い。柄本明、寺田農、寺島進、倍賞美津子、片岡礼子といった助演陣もみな素晴らしい。DVDは2枚組で、特典としてオーディオコメンタリー、メイキング、未公開映像集、予告編集、80Pのブックレットなどを収録。聴覚障害者対応字幕、英語字幕つき。(VAP)

『接吻』デラックス版(2007)
28歳のOLが、ある日テレビで見かけた殺人犯に一目惚れ。仕事も辞め、無我夢中で事件について調べ上げた彼女は、ついに拘留中の犯人との面会を申し出る……。『ありがとう』の万田邦敏が監督・脚本を手がけた社会派サスペンス。狂気にも似た愛にひた走るヒロインを小池栄子が熱演し、豊川悦司と仲村トオルが脇を固める。DVDには特典としてメイキング、初日舞台挨拶の模様、予告編を収録。(ジェネオン)

『スモーキング・ハイ』(2008)
ジャド・アパトウ製作、セス・ローゲン&ジェームズ・フランコ主演の全米大ヒットコメディ。マリファナ大好きのボンクラ2人組が、極上のブツ「パイナップル・エクスプレス」を楽しんでいる最中になんと殺人事件を目撃。慌てて捨てた吸いかけのハッパから身元が割れ、思わぬ大騒動に巻き込まれてしまう。さすがにこれは話題作だし劇場公開するんじゃないかと思っていたら、あっさりDVDスルー! 原題は“Pineapple Express”。(ソニー・ピクチャーズ)

スネークマンショー「楽しいテレビ」(1984)
スネークマンショーの桑原茂一が監督を務めたオリジナルビデオ。おなじみ伊武雅刀を始め、大竹まこと、きたろう、竹中直人、いとうせいこう、中村ゆうじ、阿藤快などの豪華メンバーが出演。ラジカルガジベリビンバシステムの宮沢章夫が伊武・桑原とともに脚本に参加し、シュールでスケベで下らないギャグ世界が展開する。待望のDVD化にあわせ、新たに制作されたプロローグとエピローグを収録。ついでに『COMBAてんねん』も再発すればいいのに。(BMG JAPAN)

『丑三つの村』(1983)
昭和十三年、岡山県で起きた大量殺人事件「津山三十人殺し」を描いた異色作。村一番の秀才と褒めそやされた青年は、徴兵検査でハネられて以来、一転して村の爪弾き者となる。夜這いのまかりとおる閉鎖的な村の中で鬱屈を溜め込む彼は、ついにショットガンを手に取り、夜の闇へと飛び出した……。凶行に走る主人公を古尾谷雅人が熱演。池波志乃、大場久美子、五月みどり、田中美佐子ら、大胆なヌードシーンを見せる女優陣の競演も見どころ。監督は『人妻集団暴行致死事件』の田中登。(松竹)

『凶弾』(1982)
1970年に起きた「瀬戸内シージャック事件」をモデルにした青春映画。現在は天気予報のできるタレントとしてお馴染みの石原良純が、盗んだ猟銃を武器にフェリーを乗っ取る主人公を熱演している。監督は東映セントラルアクションで名を馳せた村川透。『丑三つ?』同様、実録犯罪ものへのこだわりが明白な奥山和由の初期プロデュース作の1本。(松竹)


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●2009.2.27発売
『イントゥ・ザ・ワイルド』(2007)
裕福な家庭に育ち、将来を嘱望された青年は、なぜ全てを捨てて旅立ち、遥かアラスカの地で息絶えたのか。実在の旅人クリス・マッキャンドレスの道程を綴ったノンフィクション『荒野へ』を、ショーン・ペンが10年以上もの準備期間を費やして映画化した入魂の一作。主演は『アルファ・ドッグ』のエミール・ハーシュ。無邪気で愚かで破滅的な若者を演じさせたら天下一品。DVDには本編のほか、監督インタビュー、メイキングなどを収録。(ハピネット)

『アイズ』(2008)
タイのパン兄弟が手がけたホラー映画『the EYE【アイ】』のハリウッド・リメイク版。角膜移植手術を受けたことで恐怖を味わうヒロインを、人気アイドル女優のジェシカ・アルバが演じる。監督を務めたのはフランス映画『THEM』のダヴィド・モロー&ザヴィエ・パリュのコンビ。リメイク作品としては成功作の部類に入ると、ホラー映画ファンからの評価もなかなか高い。(ポニーキャニオン)

『ニンゲン合格』(1996)
10年間も昏睡状態にあった青年が目覚めると、すでに家族はバラバラ。かつての実家には見知らぬ男が住んでおり、青年はそこで居候しながら、方々に散らばった家族や友人たちを訪ねていく……。黒沢清監督が『CURE』で注目を集めた後に撮り上げた人間ドラマの佳作。現代日本の“家族”のありようを寓話的に、独特のユーモアを込めて描く。主演の西島秀俊、役所広司の好演も印象深い。再リリース。(角川エンタテインメント)

『如来神拳 カンフーウォーズ』(1982)
香港人はみんな観ているという1964年の大ヒット作『如来神掌』を、当時流行のSFXを駆使してリメイクしたファンタジー冒険活劇。出演は『レディクンフー 激闘拳』の美人女優クララ・ウェイ、現在は監督として活躍しているデレク・イー(イー・トンシン)ほか。監督は『愛と復讐の挽歌』シリーズのテイラー・ウォン。(角川エンタテインメント)

『少林拳対五遁忍術』(1982)
武林の盟主の座をめぐり、二大流派の間で抗争が勃発。日本の武士が助っ人として呼ばれるが敗北を喫し、それを知った師はニンジャ軍団を送り込んで敵対する流派の者たちを次々と殺害。戦いはさらなる泥沼へともつれこむ……。チェン・チェ監督が放った珍品クンフーアクション。カラフルな衣装に身を包み、全然忍びになってないニンジャ軍団の活躍が見どころ。(角川エンタテインメント)

『新死亡遊戯/七人のカンフー』(1975)
ブルース・リーの遺作となった『死亡遊戯』の内容をいち早く映像化した珍品パチモン映画。さらわれた恋人を助けるため五重塔に向かった主人公を、様々な拳法の使い手たちが待ち受ける! 主演は香港映画ファンの間ではブルース・リーのそっくりさんとして名高いホー・チョンドー。(角川エンタテインメント)

『水滸伝 杭州城決戦』(1973)
チェン・チェ監督が中国四大寄書のひとつ「水滸伝」のクライマックスを映画化した、オールスターキャストの大作。敵軍の集結する杭州城の攻略に挑み、次々と命を散らしていく英雄たちのドラマを悲壮感たっぷりに描く。出演はティ・ロン、デイヴィッド・チャン、チェン・クァンタイほか。前作『水滸伝』と併せて観るのもまたよし。(角川エンタテインメント)

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『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(2007)
連合赤軍の結成から、あさま山荘篭城事件に至るまでの道程を、若松孝二監督が「総括的」に綴った上映時間190分の力作。失敗した革命への容赦ない眼差しが圧巻で、山岳ベースのシークェンスは乾いたゲロを鼻先に突きつけられるような不快感と緊張感を強いられる(密室心理暴力劇の名手・若松監督の面目躍如)。でも、そこで起きたことは普遍的な悲劇として誰もが知っておかなければならない。「民衆の力」が自己不信状態に陥っている現在の日本に直結する物語でもある。ただ反省的すぎるきらいはあって、もっとドラマティックに愚か者のポジティヴィティとか若者のバカな熱気とかを描いてもよかった気はする。それでも必見。(CCRE)

『赤軍 -P.F.L.P. 世界戦争宣言』(1971)
若松孝二と足立正生がカンヌ映画祭からの帰途、レバノンのベイルートに向かい、パレスチナ開放のために戦うアラブゲリラの日常を撮影したプロパガンダフィルム。公開から38年の時を経て、まさかの初DVD化。(CCRE)


●2009.2.28発売
『女鹿』(1968)
裕福な女性フレデリークは、画家を目指す美しい女ホワイと出会い、共同生活を始める。ある日、2人はパーティーに出かけ、ホワイはそこで出会った建築家の男ポールに惹かれていく……。3人の男女が織り成す退廃的な愛憎関係をスリリングに描いた、クロード・シャブロル監督の傑作。主演はシャブロル映画の看板女優ステファーヌ・オードランと、『できごと』のジャクリーヌ・ササール、『暗殺の森』のジャン=ルイ・トランティニャン。(紀伊國屋書店)

『抵抗 死刑囚は逃げた』(1956)
ドイツ占領下のフランスで、レジスタンスの将校が捕えられる。刻一刻と死刑執行の日が近付く中、彼は刑務所からの脱獄を試みるが……。実在の事件をもとにした、ロベール・ブレッソン監督の傑作が初DVD化。出演者に無名の素人を起用し、脱獄までのプロセスを簡潔かつ偏執的な視線で緊張感たっぷりに描く。主役に抜擢されたフランソワ・ルテリエは、のちに映画監督となって『さよならエマニエル夫人』などを手がけた。ちなみに息子は『トランスポーター』『インクレディブル・ハルク』の監督、ルイ・ルテリエ。(紀伊國屋書店)

ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー DVD-BOX3
ニュー・ジャーマン・シネマを代表する鬼才、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの初期作品3タイトルを収録したDVD-BOX。収録作品は、鬱屈した若者たちが外国人労働者に暴力を振るう『出稼ぎ野郎』(1969)、スーパーマーケット襲撃を目論む男女の愛憎劇『悪の神々』(1970)、映画の撮影現場で巻き起こるダークな群像模様『聖なるパン助に注意』(1971)。いずれも国内では初ソフト化。(紀伊國屋書店)


<2009年3月以降リリースの注目タイトル>

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●2009.3.4発売
『モール・フランダース ?偽りと欲望の航海?』(アットエンタテインメント)

●2009.3.6発売
『北国の帝王』(20世紀フォックス)
『ジョンとメリー』(20世紀フォックス)
『ラスト・アメリカン・ヒーロー』(20世紀フォックス)
『アメリカン・ティーン』(パラマウント)
『リダクテッド 真実の価値』(ジェネオン)
『真心話』(竹書房)

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『狂い咲きサンダーロード』コレクターズ・エディション(トランスフォーマー)
『狂い咲きサンダーロード』スタンダード・エディション(トランスフォーマー)
『高校大パニック』+『1/880000の孤独』(トランスフォーマー)
『突撃!博多愚連隊』(トランスフォーマー)
『シャッフル』(トランスフォーマー)
『アジアの逆襲 REMIX LIVE VERSION』+『THE MASTER OF SHIATSU/指圧王者』(トランスフォーマー)
『水の中の八月』(トランスフォーマー)

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●2009.3.11発売
『ヘアピン・サーカス』(キングレコード)
『液体人間オイルマン』(キングレコード)
『蛇姦』(キングレコード)
『蛇王子』(キングレコード)
『実録ブルース・リーの死』(キングレコード)
『ゲット・スマート』特別版(ワーナーホームビデオ)
『ゲット・スマート』〈Blu-ray〉(ワーナーホームビデオ)
『チャンス』30周年記念版(ワーナーホームビデオ)
『チャンス』30周年記念版〈Blu-ray〉(ワーナーホームビデオ)
『レッドクリフ Part I』スタンダード・エディション(エイベックス)
『レッドクリフ Part I』コレクターズ・エディション(エイベックス)
『レッドクリフ Part I』〈Blu-ray〉(エイベックス)

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●2009.3.12発売
『アントニー・ジマー』(ユニバーサル)
『プレステージ(アラン・ドロン主演)』(ユニバーサル)
『アイアンマン』デラックス・コレクターズ・エディション(ソニーピクチャーズ)
『アイアンマン』〈Blu-ray〉(ソニーピクチャーズ)

●2009.3.18発売
『おくりびと』(AMUSE)

●2009.3.20発売
『Genius Party Beyond』(東宝)
『Genius Party Beyond』初回限定生産BOX(東宝)

●2009.3.21発売
『おろち』(東映)
『野獣刑事』(東映)

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●2009.3.25発売
『ヘンリー・プールはここにいる ?壁の神様?』(ソニーピクチャーズ)
『バンク・ジョブ』デラックス版(ジェネオン)
『バンク・ジョブ』〈Blu-ray〉(ジェネオン)

●2009.3.27発売
『トラウマ/鮮血の叫び』スペシャル・エディション(BANDAI)
『マスターズ・オブ・ホラー/悪夢の狂宴』スペシャル・エディション(BANDAI)
『ゴッド・アーミー/悪の天使』日本公開版&全米公開版(BANDAI)
『悪魔のリズム』(角川エンタテインメント)
『コッポラの胡蝶の夢』スペシャル・エディション(ハピネット)
『コッポラの胡蝶の夢』〈Blu-ray〉(ハピネット)

●2009.4.2発売
『東京暗黒街・竹の家』(20世紀フォックス)
『セックス・アンド・ザ・バディ(I Think I Love My Wife)』(20世紀フォックス)

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●2009.4.3発売
『トロピック・サンダー 史上最低の作戦《ディレクターズ・カット》』調子にのってこんなに盛り込んじゃいましたエディション(角川エンタテインメント)
『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』〈Blu-ray〉(角川エンタテインメント)

●2009.4.8発売
「モノノ怪+怪?ayakashi?化猫 DVD-BOX」(角川エンタテインメント)

●2009.4.17発売
『ライラにお手あげ』スペシャル・エディション(角川エンタテインメント)

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●2009.4.22発売
『宮廷画家ゴヤは見た』(ソニーピクチャーズ)
『宮廷画家ゴヤは見た』〈Blu-ray〉(ソニーピクチャーズ)

●2009.4.24発売
『デス・ルーム』スペシャル・エディション(角川エンタテインメント)

●2009.5.2発売
『グリニッチ・ビレッジの青春』(20世紀フォックス)
『ハリーとトント』(20世紀フォックス)
『結婚しない女』(20世紀フォックス)

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