Simply Dead

映画の感想文。

欲しいDVDリスト・国内編[2008.4+α]

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パソコンを買い替えて倹約しなきゃいけないのに欲しいものが一向に減りゃしない、地獄のDVDリストのお時間です。今回は4月に発売される国内版DVDと、発売中のパブリックドメインDVDの新作をいくつか紹介。レイモンド・ラブロック主演のカルト映画『火の森』、エイベル・フェラーラの未公開新作『マリー ?もうひとりのマリア?』などがリリースされる他、『墓場鬼太郎』『ベオウルフ/呪われし勇者』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』といったアニメの注目作も登場。各商品タイトルのリンク先は、Amazon.co.jp。


●発売中
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『死神の谷』 (1921)
黄泉の国に連れ去られた恋人を救うため、娘は死神に課せられた挑戦を受ける……。『死滅の谷』の公開題で知られるフリッツ・ラング監督のドイツ時代の作品。脚本はラングの当時の妻、テア・フォン・ハルボウ。死神役は『ドクトル・マブゼ』のベルンハルト・ゲッケ。権利元が存在しないパブリックドメインDVDだが、本作のみ1980円と割高。でも紀伊國屋書店のラング・コレクションに比べればずっと安い。画質も上々だとか。(WHDジャパン、フォワード)

『新・夕陽のガンマン/復讐の旅』 (1967)
殺された家族の復讐に燃える青年が、出獄したばかりのベテランガンマンと友情を築く。が、彼にもまた暗い過去があった……。リー・ヴァン・クリーフ主演のマカロニウエスタンの秀作が、780円の廉価版でリリース。こっちは普通のパブリックドメインDVDなので、映像のクオリティに関しては期待せぬよう。(WHDジャパン、フォワード)

『少年と犬』 (1975)
これも780円のパブリックドメイン盤。ハーラン・エリスンのSF小説を、サム・ペキンパー作品でおなじみの名傍役L・Q・ジョーンズが脚色・監督した名作。核戦争後の荒廃した未来で、高い知能を持った犬を相棒に旅する少年の冒険を描く。主演は若き日のドン・ジョンソン。紀伊國屋書店からもノートリミング版DVDが出ているので、クオリティに関して不安な人はこちらをどうぞ。(WHDジャパン、フォワード)


●2008.4.2発売
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『マリー ?もうひとりのマリア?』 (2005)
ヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞した、鬼才エイベル・フェラーラ監督の意欲作。「マグダラのマリア」を題材にした映画の主演女優と監督が、それぞれに辿る物語の行く末とは……。女優マリーを演じるのはジュリエット・ビノシュ。映画監督役はフォレスト・ウィテカー。共演はマシュー・モディーン、ヘザー・グレアム、マリオン・コティヤール、ステファニア・ロッカなど。(ジェネオン)


●2008.4.4発売
『火の森』 (1970)
森に迷い込んだ旅の青年が、三人の美しい娘と出会い、彼女たちの家で歓待を受けるが……。『悪魔の墓場』のレイモンド・ラブロックが主演した、ゴシックホラーとサイケ趣味を融合させた幻想怪奇譚。『ガラスの部屋』と並んで当時のラブロック人気に火をつけた作品として伝説化していたが、ここに来ていきなりファン待望の初ソフト化。監督・脚本はトニーノ・チェルヴィ。(ギャガ・コミュニケーションズ)

『泉のセイレーン《ヘア解禁版》』 (1993)
オーストラリア青春映画の名作『君といた丘』『ニコール・キッドマンの恋愛天国』のジョン・ダイガン監督による官能ファンタジードラマ。1930年代、宗教画に女性のヌードを描いて教会を怒らせた画家のもとへ、牧師夫妻が派遣されてくる。そこはモデルの女性たちが全裸で歩き回る禁断の園のような場所だった……。出演はヒュー・グラント、サム・ニール、エル・マクファーソンなど。(ギャガ・コミュニケーションズ)

『花のようなエレ《ヘア解禁版》』 (1972)
17才の少年ファブリスが、聾唖の美少女エレと過ごしたひと夏の思い出……思春期の性のめざめを耽美的に描いた、ロジェ・ヴァディム監督のひそかな人気作。ヒロインを演じたのは『ナッシュビル』『カリフォルニア・スプリット』のグウェン・ウェルズ。(ギャガ・コミュニケーションズ)


●2008.4.9発売
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『アンジェラ・マオ 破戒』 (1977)
ファンの間ではアンジェラ・マオの最高傑作とも評されるクンフーアクション。罠にはめられ悲運の死を遂げた親の恨みを背負い、4人の男たちへの復讐に乗り出すヒロインの活躍を描く。仏門で育てられながらも血の気が多く、スリ集団の仲間になったりする不良っぽさに「業」を感じさせる主人公のキャラクター造形が面白い。共演は『カンフーハッスル』のブルース・リャン。武術指導はユエン・ウーピン。(キングレコード)

『アンジェラ・マオ レディ・クンフー/密宗聖拳』 (1976)
香港、韓国、チベットでロケーションを敢行したクンフーアクション巨編。アンジェラ・マオ扮する名家の娘がチベット僧の秘技“密宗聖拳”を習得し、一族の財産を狙う強敵に挑む。「アジアのチャールズ・ブロンソン」と呼ばれたチェン・シン、『空飛ぶ十字剣』のタン・トゥリャンらが共演。(キングレコード)


●2008.4.10発売
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『北京オペラブルース』デジタル・リマスター版 (1986)
ツイ・ハーク監督の最高傑作『刀馬旦』が低価格で再リリース。辛亥革命後の北京を舞台に、政府の不正を暴こうと奮闘するヒロインたちの活躍を描く。ブリジット・リン、サリー・イップ、チェリー・チェンが美人三姉妹を演じ、華やかなアクションとドラマを見せてくれる。初回限定生産。(ユニバーサルピクチャーズ)

『最後勝利』デジタル・リマスター版 (1987)
兄貴分から愛人2人の世話を頼まれてしまったチンピラの奮闘と純愛を描く、鬼才パトリック・タム監督のラブストーリー。主人公エリック・ツァンの純情、ヒロインのロレッタ・リーの可憐さが胸を打つ名作。兄貴分を演じるのはツイ・ハーク。脚本を若き日のウォン・カーウァイが担当している。低価格再発売・初回限定生産。(ユニバーサルピクチャーズ)

『迎春閣之風波』デジタル・リマスター版 (1973)
武侠映画の大家キン・フー監督が絶頂期に撮り上げた歴史活劇。元朝末期、改革派の機密文書を手に入れるべく「迎春閣」という宿屋に集った使い手たち。知力と剣の戦いが幕を開ける! シュー・フォン、パイ・イン、ロイ・チャオ、ハン・インチェなど、キン・フー作品おなじみの名優たちが顔を揃え、アンジェラ・マオも出演。低価格再発売・初回限定生産。(ユニバーサルピクチャーズ)

『スウォーズマン/剣士列伝』デジタル・リマスター版 (1990)
究極と謳われた武術の秘伝書が盗まれ、それを巡って二重三重の熾烈な争奪戦が展開する! 名匠キン・フー監督による最後の武侠アクション。監督交代など混乱した現場の状況が映画にもそのまま反映され、カオスに満ちた仕上がりになっているが、それでもやっぱり面白い。サミュエル・ホイが『大酔侠』や『忠烈図』の主人公を思わせる名剣士役を悠々と演じていて素晴らしい。ジャッキー・チュンのコスい悪役ぶりもグー。低価格再発売・初回限定生産。(ユニバーサルピクチャーズ)


●2008.4.11発売
『ベオウルフ/呪われし勇者』劇場版 (2007)
ロバート・ゼメキス渾身の馬鹿力ファンタジーアクション。今時ありえないほど男くさい簡潔なストーリー、しつこい下ネタなど異常なこだわりに満ちた演出、3Dアニメ化された役者の芝居などが見事に調和した快作。中でもクリスピン・グローヴァー、ブレンダン・グリーソンの好演が光る(主人公役のレイ・ウィンストンは本人の姿を思い浮かべると美化されすぎで笑う)。大画面での3D上映でないと真価を発揮しない映画だとは思うけど。同時発売のBlu-ray版のみディレクターズ・カットでのリリース。ずるい……。(ワーナーホームビデオ)


●2008.4.19発売
『クローズZERO』スタンダード・エディション (2007)
高橋ヒロシの人気マンガ『クローズ』を、オリジナルストーリーで映画化した快作。三池崇史監督の最高傑作は『大阪最強伝説・喧嘩の花道』だと思っている人は、やべきょうすけの晴れ姿を拝むためにも絶対に見逃してはならない作品。TBS製作の中高生向け映画なので、思ったよりコミカルな仕上がりで話も甘すぎるが、さほどイヤな感じはしない。むしろ可愛らしい、まるーい映画として楽しむべき。学生連中のツラの揃え方もいい。2枚組のプレミアム・エディションも同時発売。(ハピネット)


●2008.4.23発売
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『墓場鬼太郎』 第一集 (2008)
水木しげるの世界を原作に忠実なかたちで映像化することに成功したヒット作。TVでは放映できなかった描写を含むDVDオリジナルバージョンで、第1話「鬼太郎誕生」と第2話「夜叉対ドラキュラ四世」を収録。独特のすっとぼけたユーモアと無常観で、あれよあれよと展開していくストーリーが心地好い。野沢雅子の鬼太郎、大塚周夫のねずみ男はさすがの巧さ。(角川エンタテインメント)


●2008.4.25発売
『ヒルズ・ハブ・アイズ』 (2006)
ウェス・クレイヴン監督のカルトホラー映画『サランドラ』を、フランスの俊英アレクサンドル・アジャ監督がリメイクした快作。粘着質の演出でじりじりとムードを醸成する前半と、怒濤の惨劇&残酷アクションをたたみかける後半のコントラストが効いている。悪意に満ちたオープニングもかっこいい。それにしてもロバート・ジョイは『ランド・オブ・ザ・デッド』とメイクがほとんど一緒じゃ……。(AMUSE)

『バンディダス』 (2006)
ペネロペ・クルスとサルマ・ハエックが競演した西部劇アクション巨編。育ちの違う2人のヒロインが手を組み、貧しい民衆を救うため銀行強盗になる。製作・共同脚本はリュック・ベッソンなので中身には期待できないけど、セクシーな女ガンマン2人の活躍は見てみたい。共演は『サンキュー、ボーイズ』のスティーヴ・ザーン。特典としてメイキング、NG集、予告編を収録。(角川エンタテインメント)

『戦慄の絆』デジタルリマスター版 (1988)
デイヴィッド・クローネンバーグ監督の傑作ドラマが、デジタルリマスター版で再リリース。双子の産婦人科医が一人の女性を愛したことから破滅していく姿を、痛ましくも美しく描く。特典として約7分のメイキング映像と、日本公開時の予告編を収録。(東北新社)

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『2 days/トゥー・デイズ』 (1996)
ロサンジェルス郊外を舞台に、殺し屋と元殺し屋、刑事と相棒、元夫婦など、さまざまな人間たちが織り成す群像コメディ。ジェームズ・スペイダー、ダニー・アイエロ、グレン・ヘッドリィ、ポール・マザースキー、シャーリーズ・セロンといった豪華キャスト陣の味のある演技合戦が楽しい、軽妙かつペーソスに満ちた佳作。待望のノートリミング版で低価格再発売。(パラマウント)

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』特装版 (2007)
新作パートよりも、TVシリーズを修復した部分のあまりの美麗さに度肝を抜かれた『新世紀エヴァンゲリオン』リニューアル劇場版の第1章。シンジ君のキャラが若干変わり、より普通の男の子っぽくなった反面、綾波レイが非常に邪魔くさく感じられるというオマケもついた。2枚組の特装版DVDは、解説ブックレット、劇場上映生フィルムコマを封入した期間限定版。1枚組の通常版は5月21日に発売。(キングレコード)

『影なき殺人』 (1947)
コネチカットのある村で神父が射殺された。容疑者として一人の復員兵が逮捕されるが、担当検事は彼の無罪を信じ、状況証拠を覆していく……。エリア・カザン監督による実話をもとにしたドキュメンタリータッチの犯罪ドラマ。主演は『歩道の終わる所』『ローラ殺人事件』のダナ・アンドリュース。(ジュネス企画)


●2008.4.26発売
『ハウス・バイ・ザ・リバー』 (1950)
メイドを暴行した後、殺して川に捨てた小説家ステファン。彼はやがてその死体と恐るべき再会を果たすことになる……。フリッツ・ラング監督の未公開サイコスリラーが初ソフト化。ラングは最初、殺されるメイドを黒人の娘にしようとして映画会社に却下されたとか。(紀伊國屋書店)


4月の海外盤リストは、できれば月末に……。
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