Simply Dead

映画の感想文。

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『クローン・シティ/悪夢の無性生殖』(1979)

『クローン・シティ/悪夢の無性生殖』
原題:Parts ; The Clonus Horror(1979)
別題:The Cronus Horror

▼米国盤DVDジャケット
clonus_usdvd.jpg

〈おはなし〉
 厳重な監視の下、人里離れた研究施設内で暮らす若者たち。彼らは時が来れば約束の地アメリカに行けると信じ、健全な肉体を作るため日々トレーニングに励んでいた。実は自分たちが、臓器移植用に育成されたクローン人間であるとも知らず。

 ある日“上級者”の若者リチャード(ティモシー・ドネリー)は、敷地内の川を流れてきた空き缶を拾ったことで、周囲に疑問を抱き始める。そしてついに施設の真の目的を知り、外界へと逃げ出すのだが……。

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 クローンを題材にした低予算SFスリラー。TV『スパイ大作戦』のピーター・グレイヴスや、『博士の異常な愛情』(1964)のキーナン・ウィンが出演している。一部に固定ファンのいるカルトな人気作で、英米ではDVDもリリースされている。だからって隠れた傑作とかいった大袈裟なものではなく、テレビの洋画劇場でたまたま観て「お」と思うぐらいの佳作。笑っちゃうくらい華のない主演俳優(ティモシー・ドネリー)も原因のひとつかも。しかし、冷凍クローン倉庫の不気味なビジュアルや、後半のとことん非情な展開などは、確かにひねた映画好きには魅力的だ。施設から脱走するシーンはイギリスのアニメ映画『Plague Dogs』(1982)を思い出した。

▼日本版ビデオジャケット
clonus_jpvhs.jpg

 最近になって、思わぬことからこの映画の知名度が上がってしまった。マイケル・ベイ監督の大コケSF大作『アイランド』(2005)が、本作の基本設定をパクッているとして訴訟事件に発展したのだ。はっきり言って、1ミリたりとも弁解の余地がないほど似ている。まあクローンを題材にした時点で思いつくストーリーなんて大体限られてくると思うんだけど、どうせなら『アイランド』の製作者もしらばっくれるより「リイマジネーションだ!」とか言い切った方がよかった気がする。

 ちなみに登場するプロジェクト名が「CLONUS」というのだけど、ロフトプラスワンの常連客が聞くと名物メニューの「苦労ナス」にしか聞こえない。ホントにこれが語源だったら凄い(たぶん違う)。

製作・監督/ロバート・S・ファイヴソン
原案/ボブ・サリヴァン
翻案/マール・シュレイブマン、ロバート・S・ファイヴソン
脚本/ロン・スミス、ボブ・サリヴァン
撮影/マックス・ビューフォート
音楽/ホッド・デイヴィッド・シュドソン
出演/ティモシー・ドネリー、ポーレット・ブリーン、ディック・サージェント、ピーター・グレイヴス、キーナン・ウィン
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