Simply Dead

映画の感想文。

映画秘宝7月号!(ユエン・ウーピン師父降臨!) TRASH-UP!! vol.15!(『セデック・バレ』監督インタビュー!)

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 5/21発売の「映画秘宝 2013年7月号」表紙を飾るのは『スプリング・ブレイカーズ』の悩殺ビキニ美女軍団。『桐島、部活やめるってよ』の前田君も教室では大っぴらに読めなさそうですが、そこは『博多っ子純情』精神で頑張っていただきたい! ぼくは今回、ふたつほど記事を担当しております。

 まず、香港が生んだアクション映画界の巨匠、ユエン・ウーピン師父にインタビュー! ウォン・カーウァイ監督作品『グランド・マスター』でアクション監督を務め、詠春拳・八卦掌・形意拳・八極拳という異なる武術をフィーチャーし、見応えあるアクションシーンを作り上げています。新作の準備でお忙しいとのことで当日は電話による合同インタビューでしたが、わりとなんでも率直に答えていただきました。個人的には『詠春拳』『ミラクルファイター』『妖怪道士』とかに絡めた質問にもビシッと答えをもらえたのが嬉しかったです。新作についてもコメントいただけました(タイトルや出演者は伏せていましたが、たぶん先日発表された『グリーン・デスティニー』続編企画のことだと思います)。

 また、同ページ内では、ユエン・ウーピン師父の動作設計スタイルについてのコラムと、『グランド・マスター』作品レビューも書いております。めったにない機会なので、もう原稿料は全部吹っ飛んでもいいぐらいのつもりで、半月ほどの間に師父の関連作を観まくりました(監督作も含めて25本くらい)。やっぱり『蛇拳』『南北酔拳』『ツーフィンガー鷹』『妖怪道士』『詠春拳』『アイアンモンキー』は名作! ジャッキーと組んだ『蛇拳』以前に手がけたコミカルアクション『狼狽爲奸』(師父は武術指導で、監督と主演はウー・マ)なんてのも面白かったです。『グランド・マスター』は、秘宝読者には「テキヤ面のオサレ野郎」としておなじみのウォン・カーウァイ作品ですが、ぼくは断然支持したい力作です。いわゆるストレートなアクション娯楽作ではありませんが、クンフーとは何か? その魅力とは? というテーマをひたすら真摯に、おそろしくゴージャスに描いているので、気合いの入ったクンフー映画ファンにこそ観に行ってほしいと思います。

 あと、洋画最前線コーナーでは、韓国映画『殺人の告白』のレビューも担当しました。ポン・ジュノ監督の『殺人の追憶』と同じ未解決連続殺人事件をモチーフにしていますが、こちらは香港映画なみにサービス過剰なアクション娯楽作。主人公のスカーフェイス刑事を演じるのは『黒く濁る村』のチョン・ジェヨン。時効成立後に自伝を出版するイケメン殺人犯を演じたパク・シフは、今年2月に強姦容疑で告訴されていましたが、つい先日、被害を訴えた女性が告訴を取り下げ。だからゲラ直しでは安心して「コイツ絶対やってるぜ感」という一文を足させていただきました!

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 そして、現在発売中の「TRASH-UP!! vol.15」には、『セデック・バレ』ウェイ・ダーション監督へのインタビュー記事が掲載されております。「映画秘宝 2013年5月号」に掲載されたインタビューと同日の取材をもとにしていますが、中身は正反対で、こちらでは監督が脚本執筆の際に体験した生みの苦しみなどを真摯に語っていただいています。ぜひ映画とあわせて読んでいただければ幸いです。あと、屑山編集長が撮影した監督の顔がコワいので、それも必見!

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