Simply Dead

映画の感想文。

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映画秘宝5月号!『セデック・バレ』監督インタビュー!

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 9月公開の園子温監督作品『地獄でなぜ悪い』のヒロインを演じる二階堂ふみが表紙を飾る「映画秘宝 2013年5月号」は、本日3/21発売。ぼくは今回、ふたつほど記事を担当しました。

 まずは、前号のUSAレポートで町山さんも紹介していた台湾映画『セデック・バレ〈第一部:太陽旗〉〈第二部:虹の橋〉』の特集記事。1930年、日本統治下の台湾で実際に起きた原住民セデック族による抗日暴動事件「霧社事件」について描いた、前後編・計4時間半の歴史超大作です。異文化同士の衝突が壮絶な殺し合いへと雪崩れ込んでいく悲劇を、度肝を抜くアクション描写のつるべうちでダイナミックに描きながら、いわゆる抗日娯楽映画的な単純な図式化も拒み、深いテーマ性を湛えた「人類のための映画」になりえている稀有な傑作です。ここでは作品レビューと、ウェイ・ダーション監督へのインタビュー、そして「野蛮人映画の歴史」という長めのコラムを担当しました。ちなみに「野蛮人映画」コラムで取り上げているのは、『ズール戦争』『復讐/UTU』『緑のアリが夢みるところ』『アポカリプト』『食人族』といった作品群。植民地政策がもたらした先住民族文化と外来文明の衝突、そこに端を発する闘争劇を描いたものを中心に選びました。すごく難しいテーマでしたが、がんばって書いたので読んでいただければ幸いです。

 もうひとつの記事は、ジャック・オディアール監督の『君と歩く世界/Rust and Bone』。水族館のシャチに両脚を食いちぎられた調教師の女性(マリオン・コティヤール)と、ベルギーから南仏へやってきた文無し・子連れの元ボクサー(マティアス・スーナーツ)がつむぐ、無骨で不器用なラブストーリー。これまで犯罪をモチーフにしたダークな作品を手がけてきたオディアールとしては珍しい題材に取り組んだ異色作ですが、相変わらず彼らしい骨太な語り口と「物語のマジック」が巧みに織り込まれた秀作です。原題は「サビと骨の味」……ボクシング用語で「パンチを食らって唇を切ったときの血の味」というだけあって、そんなに甘っちょろい内容ではありません。スカした邦題に騙されないように。

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 また、つい先日まで開催されていた「第8回大阪アジアン映画祭」に参加した際、最新作『毒戦』を引っさげて急遽来日したジョニー・トー監督にインタビューさせていただきました! こちらは来月発売の「映画秘宝 2013年6月号」に掲載される予定です。お楽しみに!

 そして、4月発売の「TRASH-UP!! vol.15」にも、『セデック・バレ』ウェイ・ダーション監督へのインタビューが掲載されます。「映画秘宝」のほうでは主に撮影の苦労話などを中心にまとめましたが、こちらでは脚本執筆時の生みの苦しみなどについて、若干マジメに訊いております。(ちょっと忙しかったもので、インドネシアン・ホラー特集の第2弾は延期とさせていただきます……)。

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