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Simply Dead

映画の感想文。

2023年に面白かったもの

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2023年も『ぼっち・ざ・ろっく!』に続いて斎藤圭一郎監督の『葬送のフリーレン』に心を奪われております……まだ年を跨いで放送中なので年間ベストには入れられませんが、目が離せません。

2023年は『おとなりに銀河 公式コミックガイド』 という本を作ったり、「イ・チャンドン レトロスペクティヴ」や『カンダハル 突破せよ』のパンフレットを編集したり、『四畳半タイムマシンブルース』Blu-ray&DVD封入ブックレットの構成・執筆を担当したり、ライターとして『フラッシュ・ゴードン』『火の鳥 エデンの花』『デシベル』『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン』のパンフレットや、『汚れた英雄』4Kデジタル修復 Ultra HD Blu-rayの豪華ブックレットに参加したりしました。雑誌「キネマ旬報」では『オオカミ狩り』キム・ホンソン監督のインタビューに続いて、星取りレビューに毎号参加中です。「リアルサウンド映画部」さんでもいくつか記事を書かせてもらいました(まさか『ポトフ 美食家と料理人』のトラン・アンユン監督にインタビューできるとは思ってませんでした)。また、年明け1/12(金)公開の『傷物語 -こよみヴァンプ-』のパンフレットでも取材・執筆等で参加しております。

そんなこんなで忙しかったうえに、貧しくもあったので、見逃した映画が山ほどありました……。加えて、10月末に携帯電話をけっこうな勢いで破損してしまったため、メモが吹っ飛んでしまって正確な記録が手元にありません……。なので、例年に増してうろ覚えかつランダムな「面白かったものリスト」になってしまいますが、とりあえず挙げていきます。思いついた順です!(まず年明け以降の公開作品から)

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(C)西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト

●2024年公開予定●
『傷物語 -こよみヴァンプ-』(1/12公開)
『哀れなるものたち』(1/26公開)
『コンクリートユートピア』(1/5公開)
『笑いのカイブツ』(1/5公開)
『シャクラ』(1/5公開)
『レオノールの脳内ヒプナゴジア(半覚醒)』(1/13公開)
『ソウルメイト』(2/23公開)
『瞳をとじて』(2/9公開)
『ダム・マネー ウォール街を狙え!』(2/2公開)
『コヴェナント 約束の救出』(2/23公開)
『KIDNAPPED(英題)』(4月公開予定)

●2023年に公開・上映された作品●
『聖地には蜘蛛が巣を張る』
『平原のモーセ』(東京国際映画祭TIFFシリーズ)
『BAD LANDS バッド・ランズ』
『北極百貨店のコンシェルジュさん』
『古の王子と3つの花』
『ほかげ』
『映画 窓ぎわのトットちゃん』
『君たちはどう生きるか』
『BLUE GIANT』
『屋根裏のラジャー』
『骨』
『オオカミの家』
『裸足になって』
『ライク&シェア』(大阪アジアン映画祭コンペティション)
『君は行く先を知らない』
『別れる決心』(2回目)
『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』(2回目)
『イ・チャンドン アイロニーの芸術』
『ポエトリー アグネスの詩《4Kレストア》』
『夜のロケーション』(イタリア映画祭)
『極限境界線 救出までの18日間』
『キリエのうた』
『花腐し』
『EO イーオー』
『エドワード・ヤンの恋愛時代《4Kレストア版》』
『ノランムン:韓国シネフィル・ダイアリー』(NETFLIX)
『ナチスに仕掛けたチェスゲーム』
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
『TAR ター』
『ナポレオン』
『いきものさん』(TV)
『ハント』
『宇宙探索編集部』(2回目)
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
『ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り』
『バビロン』
『フェイブルマンズ』
『バーナデット ママは行方不明』
『イニシェリン島の精霊』
『ザ・ホエール』
『理想郷』
『香港の流れ者たち』
『タタミ』(東京国際映画祭コンペティション)
『本日公休』(大阪アジアン映画祭コンペティション)
『烈火青春《4Kレストア版ディレクターズカット》』(東京国際映画祭ワールド・フォーカス)
『ミス・シャンプー』(東京国際映画祭ワールド・フォーカス)
『バレリーナ』(NETFLIX)
『ザ・キラー』(NETFLIX)
『SAND LAND』
『怪物』
『アシスタント』
『VORTEX ヴォルテックス』(2回目)
『カンダハル 突破せよ』
『パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女』
『オマージュ』
『THE WITCH 魔女 増殖』
『シャザム! 神々の怒り』
『ザ・フラッシュ』
『バービー』
『サムシング・イン・ザ・ダート』
『デスパレート・ラン』
『ダークグラス』
『SISU シス 不死身の男』
『金持を喰いちぎれ』
『ワース 命の値段』
『ウーマン・トーキング 私たちの選択』
『アラビアンナイト 三千年の願い』
『宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました』
『不思議の国の数学者』
『ポトフ 美食家と料理人』
『雪豹』(東京国際映画祭コンペティション)
『トランジット』(大阪アジアン映画祭特別注視部門)
『ロングショット』(東京国際映画祭コンペティション)
『ベネデッタ』
『アウシュヴィッツの生還者』
『火の鳥 エデンの花』
『PERFECT DAYS』
『福田村事件』
『首』
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン』
『ユー&ミー&ミー』(大阪アジアン映画祭コンペティション)
『奇妙なこと』(イタリア映画祭)
『百姓貴族』(TV)
『ミンナのウタ』
『山女』
『モリコーネ 映画が恋した音楽家』
『ノースマン 導かれし復讐者』
『テリファー 終わらない惨劇』
『オペレーション・フォーチュン』
『アンブッシュ』
『野獣の血』
『呪呪呪 死者をあやつるもの』
『JUNG_E ジョンイ』(NETFLIX)
『ポッド・ジェネレーション』
『シック・オブ・マイセルフ』
『マジック・マイク ラストダンス』
『クリード 過去の逆襲』
『怪物の木こり』
『水は海に向かって流れる』

●特別枠●
『アリゲーター』(8年ぶりの秋田大舘・御成座にて)

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あと、2023年は「講談社BOOK倶楽部」と「講談社コミックプラス」で、ブックレビューを38本ほど書かせてもらいました。人生でこんなにたくさんの本を読んだのは初めてのことだったので、ちょっと大変でしたが、面白い作品にもたくさん出会えました。いまだにだいぶ手探り状態ですが、この歳で新しいことを始められたのは良かったと思います。できるだけなんでも書き続けたいとは思ってますので、よろしくお願いします。

『母という呪縛 娘という牢獄』
『独立のすすめ 福沢諭吉演説集』
『赤羽骨子のボディガード(1)』
『同和のドン 上田藤兵衞 「人権」と「暴力」の戦後史』
『農協のフィクサー』
『天明の浅間山大噴火 日本のポンペイ・鎌原村発掘』
『西太后に侍して 紫禁城の二年間』
『宇宙の音楽(1)』
『いつも馬鹿にしてくる美少女たちと絶縁したら、実は俺のことが大好きだったようだ。(1)』
『からだの錯覚 脳と感覚が作り出す不思議な世界』
『最果てのセレナード(1)』
『齋藤孝の大人の教養図鑑』
『日常性の哲学 知覚する私・理解する私』
『ナルコスの戦後史 ドラッグが繋ぐ金と暴力の世界地図』
『砂の都』
『日本の死角』
『神殺-かみそぎ-(1)』
『異国の夢二』
『国産少女クラリス(1)』
『兎山女子高校2年1組!!(1)』
『特捜検察の正体』
『ウラハラ上司のウサギがぽろん(1)』
『〈精神病〉の発明 クレペリンの光と闇』
『テロルの昭和史』
『8月31日のロングサマー(1)』
『雄!マスラオ学園(1)』
『中世ヨーロッパの色彩世界』
『僕に殺されろ(1)』
『イエロー バタフライ』
『聖女に嘘は通じない(1)』
『キョンシー怪譚BLOOD(1)』
『自転車に乗る前に読む本 生理学データで読み解く「身体と自転車の科学」』
『カラー図説 生命の大進化40億年史 新生代編 哺乳類の時代――多様化、氷河の時代、そして人類の誕生』
『幻のレコード 検閲と発禁の「昭和」』
『ドラキュラ・シンドローム 外国を恐怖する英国ヴィクトリア朝』
『君と宇宙を歩くために(1)』
『アンダーテイカー(1)』

あと、本体であるところのマイク・ホッジス監督ファンサイト「deadsimple」も若干の加筆修正はしましたが、まだ十分やりきれてはいません。『ルール・オブ・デス/カジノの死角』BFI盤ブルーレイに併録された、マイク・ホッジス監督のドキュメンタリー『Mike Hodges: A Film-Maker's Life』も、近いうちにここでレビューできたらと思っております。では、よいお年を。
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『Chan is Missing』(1982)

『Chan is Missing』(1982)
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 サミュエル・ホイが歌う「Rock Around The Clock」広東語カバーで、映画は幕を開ける。舞台はサンフランシスコの中華街。タクシードライバーとして起業したばかりのジョーと甥のスティーブは、営業許可証の取得を友人のチャン・フンに世話してもらおうと大金を預けた。ところがチャンは数日前に事故を起こし、それから行方不明に。ジョーとスティーブは方々を訪ね歩き、チャンの足取りを追うが、その行方は杳として知れない。やがて彼がなんらかの事件、あるいは政治的対立に巻き込まれたかもしれない疑惑が浮かび上がる……。

 香港出身の国際派監督ウェイン・ワンが、1982年に発表した単独長編デビュー作。彼が新進気鋭のインディペンデント作家として注目されるきっかけになった出世作だ。当時アメリカで映画制作を学んでいたアン・リー監督は「人生を決定的に変えた1本」として本作のタイトルを挙げている。

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 本作で描かれるのは、在米中国人/中華系アメリカ人の複雑なアイデンティティだ。主役であり、物語のナレーターもつとめるジョーは物心ついたときにアメリカへ渡ってきた移民第一世代(FOB=Fresh Off the Boat)。いっぽう、お調子者キャラの甥っ子スティーブは、アメリカ生まれの移民第二世代(ABC=American Born Chinese)。そんな世代間の違いにとどまらず、さらにまた多種多様なグラデーションがある。たとえば中華人民共和国を支持する者もいれば、反共主義の中華民国(台湾)シンパもいて、もちろんノンポリもいる。ジョーのように英語圏の文化に早く適応した者もいれば、いまだに英語が得意でない人々もいる(出自によって北京語、広東語など話し言葉も異なる)。

 スティーブに至っては黒人スラング満載の口調を操り、アジア系の女の子に「あんた、リチャード・プライヤーの真似でもしてるの?」などと言われる始末。『風が吹くとき』(1986)のジミー・T・ムラカミ監督も、日系人収容キャンプを戦後に出てヴェニス・ビーチの高校に通っていたころ、黒人やチカーノ(移民二世以降のメキシコ系)のグループと付き合ってばかりいたというから、それはそれでリアリティのある描写なのかもしれない。そんな年齢的にも性格的にも異なる凸凹探偵コンビのようなジョーとスティーブは、失踪したチャンの足取りを追って、移民社会の迷宮へと入り込んでいく。

 実在するコミュニティを背景に、即興を大いに取り入れた俳優たちの演技が映し出されるモノクロ映像には、ドキュメンタリーと見紛うようなリアリティと臨場感がある。『バワリー25時』(1956)のような、フィクションとドキュメンタリーの中間を観ているような感覚だ。低予算のモノクロ撮影も効果的で、時にはそれがノワールスリラー風のスタイリッシュな画面に転調したりする。ジョーが事件のなりゆきを訥々と語るナレーションも、ちょっぴり探偵映画の趣きだ(有名なミステリー小説の主人公、チャーリー・チャン警部の名前も劇中でたびたび引用される)。

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 チャンが残していったとされるコートには、新聞記事の切り抜きがあった。旧正月のパレードに「どの国の旗を振るか」で親中国派と親台湾派が衝突し、隣人同士で諍いを起こしていた老人の1人が何者かに射殺された、という事件である。ジョーはこの件にチャンが関わっており、実行役をつとめたあとで失踪したのではないかと推理する。さらに、謎の女性から「これ以上、チャンの周りを嗅ぎまわらないで」という電話までかかってきて、ジョーは(まるでチャンがそうだったように)自分の命が狙われているのではないかというパラノイアに陥る。なお、旧正月のパレードをめぐる中国派と台湾派の衝突は実際にあった出来事だそうだ。

 一方、スティーブにとってチャンは「他人の金を持ち逃げした単なる嘘つき野郎」であって、さっさと警察に届けを出そうとジョーに何度も進言する。が、ジョーは長年の経験から「警察は信用できない」と繰り返すばかり。終盤、2人が埠頭で会話する長回しシーンは、それぞれの育んできた価値観、人間観、米国社会との相対しかたの違いが浮き彫りになる。非常にドラマティックな名場面だ。

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 ジョーにとってチャンを探し出すことはもはやカネの問題ではない。が、証言を集めれば集めるほど、チャンの人物像には矛盾が生まれていく。アメリカでひとかどの人物になって中国に戻ることを熱望していたとも、あるいは香港に帰りたがっていたとも、いちばん好きな音楽はメキシコのマリアッチだったとも語られる。その本心は、結局誰も理解することはない。そしてチャンが持ち逃げしたと疑われていた大金も、思わぬところから戻ってくる……。

 物事も、人の心も、決して単純で明確な答えが得られるものではない。ウェイン・ワン監督のそうした人間観が、すでにこの出世作には色濃く投影されているかのようだ。中華系移民社会を舞台にしたドラマとしては『夜明けのスローボート』(1989)『ジョイ・ラック・クラブ』(1993)に繋がり、コミュニティドラマの名手としての手腕はのちの代表作『スモーク』(1995)に引き継がれる。安易な解決よりも余韻を重視するノワール・センスは『スラムダンス』(1987)、俳優たちのアドリブ演技を楽しんで見つめる演出は『ブルー・イン・ザ・フェイス』(1995)を想起させる。多くの面でウェイン・ワンの「原点」を感じさせる作品だ。

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 出演者の多くはサンフランシスコを活動拠点にするアジア系演劇人で、中華系のみならず日系・フィリピン系も混在している。ジョー役のウッド・モイは、1918年に中国広東省で生まれ、第二次大戦中は米陸軍信号隊に所属していたという文字どおりのベテラン俳優。映画出演作は多くないが『SF/ボディ・スナッチャー』(1978)『ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀』(1986)などに端役で出演している。スティーブ役のマーク・ハヤシは名前のとおり日系人で、そのコミカルな快演は本作の大きな魅力のひとつだ。ウッド・モイを始めとするキャストとは以前から演劇仲間として交遊があり、映画ではその後『ベスト・キッド2』(1986)で敵キャラのひとり・タロウ役を演じたりしている。また、ジョーの姪エイミー役で非常に達者な芝居を見せるローリーン・チュウは、ウェイン・ワン監督の次作『Dim Sum: A Little Bit of Heart』(1985)で主演に抜擢。アクの強い中華料理店のコック役でひときわ強烈な印象を残すのは、映画監督でもある台湾出身のピーター・ワン。『グレートウォール』(1986)で監督・主演をつとめ、『男たちの挽歌II』(1987)に神父役で出演したあと、ツイ・ハーク製作の『激光人/レーザーマン』(1988)を監督。主演をつとめたのは本作のスティーブことマーク・ハヤシだ。

 今年(2022年)3月、米クライテリオン社から本作のBlu-rayが発売された。その映像特典のなかで、ウェイン・ワンは「アメリカでも、香港でも、中国でも、どこへ行っても自分は“異邦人”だった」と語っている。70年代後半、海外留学を経て出身地である香港のテレビ局で働き始めたウェイン・ワンは、型破りな演出ばかり試したがったせいで職を失った。世代的にはアン・ホイやアレン・フォン、パトリック・タムのように香港ニューウェーブの一員として世に出てもおかしくなかったが、彼はその時代の波に乗りそびれ、再びアメリカに渡る。その“異邦人”としてのアイデンティティを、ウェイン・ワンは孤独や疎外感ではなく、自身の作家性に変えた。その世界と、そこに生きる人々の姿を客観的に見つめつつ、その内面深くのヒューマニティにも迫ろうとする……そんなワン監督のスタイルが、すでにデビュー作で明確に確立されていたことを、『Chan is Missing』は明らかにする。

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▲アドリブ満載のセリフで爆笑させてくれるピーター・ワン

・DVD Fantasium
Blu-ray『Chan is Missing』(Criterion)

1982年アメリカ/モノクロ/スタンダード/76分/劇場未公開
監督:ウェイン・ワン
脚本:テレル・セルツァー、ウェイン・ワン
脚本(ナレーション):アイザック・クローニン、ウェイン・ワン
撮影:マイケル・チン
録音:カーティス・チョイ
挿入歌:サミュエル・ホイ、パット・スズキ、ロス・ロボス・デル・エステ・デ・L.A.
出演:ウッド・モイ、マーク・ハヤシ、ローリーン・チュウ、ピーター・ワン、プレスコ・タビオス、フランキー・アラーコン、ジュディ・ニヘイ、エレン・ユン、エミリー・ヤマサキ、ジョージ・ウー

『映画秘宝EX 激闘! アジアン・アクション映画大進撃』発売!

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 久々の告知です。夏目深雪さん、浦川留さんと1年以上かけてコツコツ作ってきた(でも最終的には怒涛の勢いで駆け抜けた)本がようやく発売されます。ベテランから若手まで勢揃いした豪華執筆陣によるコラム、俳優&監督インタビュー6連発など読み応え満点の1冊となっております。ご興味ありましたら、ぜひ!

『映画秘宝EX 激闘! アジアン・アクション映画大進撃』

定価:1,600円+税/洋泉社刊
発売日:2017年4月19日


【目次】
◎カラーグラビア“The Essentials of Asian Action”
 打て!/蹴りまくれ!/飛べ!/内功!/武器を持て!/撃て!

◎カラーグラビア ASIAN ACTION STAR TRIBUTE 秘宝的永世王位武打星
 ブルース・リー(コラム:江戸木純)
 ジャッキー・チェン(コラム:筒井修)
 サモ・ハン(コラム:岡本敦史)
 ジェット・リー(コラム:浦川留)

◎インタビュー 直撃!アジアン・アクションの星
 カラ・ワイ(ベティ・ウェイ)/マックス・チャン


◎対談
  龍飛鳳舞!武俠映画七変化(宇田川幸洋×浦川留)
◎コラム
  変幻する武俠映画のスタイル――キン・フーから『マトリックス』、そして『ローグ・ワン』へ(岡本敦史)

《香港・台湾》
◎コラム
  伝説の映画帝国、邵氏兄弟有限公司――その栄光と波乱の興亡史(知野二郎)
  香港クンフーアクション映画黄金期を築いたアクション監督 ラウ・カーリョンとユエン・ウーピン(浦川留)
  知られざる台湾女性アクション映画の世界――社会写実映画の栄枯盛衰(結城らんな)
  ジョン・ウーとツイ・ハーク――友情と決別、そして再会の物語(岡本敦史)
  チャウ・シンチーのクンフー愛――笑いの達人を支えた熱き武術魂(浦川留)
  ウォン・カーウァイ――“すれ違い”のメロドラマ的アクション(北小路隆志)
  ジョニー・トー七変化――壮麗なるガンアクション美学の変遷(岡本敦史)
  香港潜入捜査官映画の興隆―― 『邊緣人』から『インファナル・アフェア』へ(結城らんな)
  香港黒社会映画と越境者たち――大陸と犯罪映画の関係(岡本敦史)
  ドニー・イェン最強伝説――銀河をも制した「宇宙最強」の男(浦川留)
  イップ・マン ムービーズ――黄飛鴻に代わる新たなヒーローアイコンの誕生(藤本洋輔)
  ダンテ・ラム――肉体の限界を超えて(夏目深雪)
  ベニー・チャン――世界基準の現代香港アクションをリードし、真の香港アクション映画を撮り続ける男(江戸木純)
  2000年以降の女性ファイターたち(浦川留)

◎インタビュー
  リンゴ・ラム
  ウィルソン・イップ
  ダンテ・ラム
  ソイ・チェン

◎対談
  新世代アクションスター総進撃(浦川留×岡本敦史)

◎小論
  ビジネスとしてのアジアン・アクション史――命を削り、拳と筋肉で稼いできた男たちの伝説(江戸木純)

《中国・韓国》
◎小論
  中国クンフーアクション映画の系譜――その起源と独自の歩み(劉文兵)

◎対談
  知られざる70年代韓国アクション映画の世界(知野二郎×岡本敦史)

◎コラム
  中国犯罪アクション映画の現在――検閲との戦いから生まれた過激な挑戦(岡本敦史)
  韓国映画のバイオレンス表現――突き抜けた“痛み”と“過剰さ”の魅力(岡本敦史)
  韓国アクション映画における北朝鮮の表象(夏目深雪)
  チョン・ドゥホン――韓国アクション映画の牽引者(岡本敦史)

《番外編》
◎小論
  アクション原論――すべての映画はアクション映画である(夏目深雪)

◎コラム
  スポーツアクション映画(浦川留)/ホラーアクション映画(岡本敦史)/災害アクション映画(浦川留)/戦争アクション映画(岡本敦史)/サイレントアクション映画(夏目深雪)/アニメーションアクション映画(土居伸彰)

《東南アジア》
◎コラム
  すべてはパンナー・リットグライから始まった タイ・アクションの系譜(藤本洋輔)
  フィリピン・アクション映画の復興―― 『牢獄処刑人』のさらにその先へ(よしだまさし)
  ベトナム・アクション映画の新潮流、『The Rebel』以降(坂川直也)
  インドネシアの荒唐無稽アクションから『ザ・レイド』まで(岡本敦史)
  インド・アクションの新潮流――肉体美よりも格闘美を!(岡本敦史)
  イランのバイオレンス・アクション映画――イスラム革命前と革命後(市山尚三)

アジアン・アクション映画年表[1920~2016年]
      
激薦! アジアン・アクション映画100選(浦川留、岡本敦史、加藤よしき、夏目深雪、藤本洋輔、結城らんな)